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学生時代は警察官を志望していた。もともとは無口で人と接するのが苦手。アルバイト先の先輩から「それなら営業がいい」とアドバイスされたことがきっかけとなり東京トヨペットに01年入社した。

ポリシーは「お客様の不安な気持ちを少しでも解消する」ことだ。原点は初任地の江東区内の店舗で経験した忘れ得ぬ出来事にある。入社2年目のある日、商談の最中にある顧客が事故に遭ったと連絡を受けた。そのまま商談を続けていると「自分が代わるからすぐ現場に向かえ」と上司から指示を受けた。対応を終えて戻ると「なぜすぐに行かなかった」ときつく怒られた。「お客様の不安な状況を少しでも解消することが何よりも大切だと気付かされた」

それ以来、事故対応は最優先している。もし事故が起きればたとえ商談中でも上司らに引き継いで真っ先に現場に駆けつける。「お客様が独りぼっちで不安な思いをしている時に少しでも心の支えになれたらいい」。その姿勢を貫いたことで「今後も君から買い続けるよ」とレクサス車を10台以上も買い続ける顧客との出会いも生まれた。

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高級車市場の販売競争は激しい。特に輸入車は17年の販売台数が20年ぶりに30万台を超えるなど好調だ。だが藤崎さんは「国産ブランドならではの強みがある」と語る。

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