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「先輩の話を聞くのもいいかもしれません。何歳の時、何をしていましたかとか。吉本のある講師が『"やらなアカン"とスイッチが入る時が来る』と言っていました。それを聞いて、3年後に売れなかったら、もう自分は終わりやなと覚悟を決めました」

――若者の活字離れが進んでいます。小説家としてどう見ていますか。

「本を読まない友人がいて、1つのテーマについて鋭いことを言います。ただ、その意見は近代文学の中で何度も言及されてきたことで、その意見に対する反対意見もさらにその反論もでていて、すでに2つ3つ先に議論が進んでいるのです。彼が本を読んでいたら、その続きから考えられるのです。彼は賢い人ですが、もったいないですね」

またよし・なおき
 1980年大阪府生まれ。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のコンビ「ピース」として活動するお笑い芸人。小説家としては「火花」で第153回芥川龍之介賞を受賞した。舞台の脚本なども手掛ける。

(流合研士郎)

[日本経済新聞朝刊 2018年2月19日付]

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