変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

 ■「この問題集は自分が一番知っている」と思えるほどに1冊を繰り返す

――どんな勉強法が効果的ですか。

「例えば、問題集を使った勉強法だと、1冊の学習に深みを持たせることが大事です。一度解くだけではなく、間違えた問題について理解することはもちろん、選んだ問題集に関しては『自分が一番知っている』と思えるほど繰り返すこと。そういった反復学習によって、語彙力の不足も補えます」

「最近ではTOEIC対策塾なども増えていますが、塾に通っただけで満足しては意味がありません。いかにクラス以外の時間で勉強しているかで結果は変わります。塾がせいぜい1週間に2時間ぐらいなのに対し、例えば通勤の往復2時間と昼休みの1時間、1日3時間を毎日の勉強時間にすると、それだけで勉強時間に大きな差がつくのは歴然としています。やはり基本は毎日の繰り返しです」

ヒロ前田氏(本名、前田広之)
1972年高知県生まれ。95年神戸大学経営学部卒。2003年から講師として企業・大学で指導、05年からはTOEICの指導者養成も行っている。TOEIC受験回数は100回超。調査目的で受験するため、取得スコアは15点から990点まで幅広い。著書に『TOEICテスト 究極の模試600問』(アルク)、『TOEICテスト900点。それでも英語が話せない人、話せる人』(KADOKAWA)など。共著に『新TOEICテスト 直前の技術』(アルク)など。

(聞き手は代慶達也)

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedoNIKKEI SEEKS日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック