変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

また、国内外を問わず、ビジネスの世界ではいまだに、女性というだけで下に見られることが現実としてあると思います。それが、私が米国のビジネススクールを出ていると知ると、相手の対応が変わります。それはリーマンの承継をする時にも実感したことでもあります。同じ言葉で話せる人間だと安心してもらえるのかもしれません。

野村信託銀行は、業界の中ではまだまだ小さな存在ですが、野村グループの銀行として、お客様にもっと利用していただける余地はあると考えています。そのための戦略も立てていきたい。その意味では、ビジネススクールで学んだことを生かす機会はまだまだあるのかなと思っています。

いま日本では、女性の活躍が求められています。経営者を目指したいのなら、MBA留学をすすめます。企業派遣の機会があるなら、なおさらです。MBAをとるための費用はけっして安くありません。その費用を会社が負担してくれるというのですから、チャンスを逃す手はありません。男女問わず、最近の若い人は海外に行きたがらないとよく耳にしますが、ぜひチャレンジしてほしいと思います。

インタビュー/構成 猪瀬聖(ライター)

前回掲載の「 大きく見ろ 元祖『証券女子』鍛えたスタンフォード」では、ビジネススクールでの奮闘ぶりを聞きました。

「私を変えたMBA」は原則月曜日に掲載します。

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