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「一方でキャリア制度の悪いところはエスカレーター式だということ。役所でもそうですが、なぜあの人が課長になるのかなんていわれる。とんでもない人が偉くなったらみんなのモチベーションが下がります。ですからJTでは常にキャリア採用者を評価し、2回の入れ替え戦をやります。そもそも新卒のキャリアも慎重に選びます。ペーパー試験と面接をやりますが、社外の第3者の評価も受け、選抜しています」

「若手幹部の登用を重視しています。2年前には、39歳という史上最年少役員が誕生しました。彼は37歳で経営企画部長になり、私とは2003年から一緒に仕事をし、今はビジネスディベロップメント担当役員をやっています。M&A担当の仕事を20年余りやってきましたが、やっと後継者が見つかったと思っています」

新貝康司氏(しんがい・やすし)
1980年京大大学院修了、日本専売公社(現日本たばこ産業、JT)入社。2006年にJTインターナショナルの副社長兼副CEOに就き、英国たばこ大手ガラハーなどの買収と統合を指揮。11年から現職。

(代慶達也 宇都宮想)

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「リーダーのマネジメント論」は原則火曜日に掲載します。

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