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沢田氏がファミリーマート社長になることで、社長から会長になったのが中山氏だ。両氏は1981年に伊藤忠に入社した同期。中山氏は食糧部門で、化学部門の沢田氏と畑違いだ。しかし、沢田氏の手腕は伊藤忠時代から認めれるところだったという。

さらに2人を結びつけるのがスポーツだ。沢田氏は上智大学、中山氏は東京大学と出身校こそ異なるが、両者はともにアメフト部出身だ。ともに競い合い、切磋琢磨(せっさたくま)する間柄だったようだ。

アメフトは戦略を重視し、様々なフォーメーションを駆使、チームワーク力が勝負の決め手になるスポーツだ。通常、大学の運動部ではスポーツ推薦枠のある私立大が断然優位。しかしアメフトは、部のある高校が少ないうえ、「頭脳と体力が勝負」とあって、東大や京都大学など有名国立大学も強い。現在も東大は関東学生アメリカンフットボール連盟で1部リーグに所属している。

伊藤忠商事

伊藤忠商事

特に東大アメフト部は強力なリーダーを数多く輩出していることで知られる。草創期のメンバーにはNEC元社長の西垣浩司氏、富士フイルムホールディングス会長兼最高経営責任者(CEO)の古森重隆氏、LIXILグループ前社長の藤森義明氏、そして元東大総長の小宮山宏氏もいる。いずれも改革者として名をはせたリーダーだ。古森氏は「アメフトは経営者としてパワーの源をつくってくれた」と振り返る。

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