怒り心頭! それでも日本人が避けるべき5つの英語
デイビッド・セイン「影の英語」(4)私、怒っています

ひとつの言葉は様々な顔を持っています。日本人の言葉が意図していない意味合いで伝わることもあります。日本人向けの英語教育で豊富な経験を持つデイビッド・セインさんが、日本人が使いがちな言葉から「影にある意味」を紹介します。今回は、「怒り」の表現です。
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「怒り」を表すのには「慣れ」が必要になります。ネイティブは、怒ったときは、遠慮なく禁止言葉を使います。怒った挙句、感情的になってしまったと後で言い訳しても、決してプラスにはなりません。ネガティブなイメージが残ってしまうだけです。
怒りに任せたということは、冷静さを欠いている、客観的に状況を見ることができないというあなたの弱さや欠陥を表面に出すことになってしまいます。特にビジネスでは避ける方がよいでしょう。
こんな怒りの表現があることを知っておくのもよいでしょう。影の意味はありませんが、まず避けた方が良い表現です。
正しい訳:神様がこれを罰します。
「ちくしょう!」の意味。日本で考えるよりも、アメリカなどでは生活の中に深く宗教が根付いています。熱心なクリスチャンであれば、私たちが想像できないほどの嫌悪感と不快感を抱くはずです。そのあたりはきちんと意識しましょう。
正しい訳:ちくしょう!
結局、「テメエは大嫌い、死んでしまえ!」ということ。映画などでは若い人が気楽に使うフレーズでもあります。しかし、fuckは褒められた言葉ではありません。使わないに越したことはありません。
正しい訳:地獄に行け!
地獄へ行けば二度と会えません。もう二度と会いたくないとの最後通告。絶交にもつながることば。