転職なぜ失敗? 面接官がイラッとする「7つのクセ」
エグゼクティブ専門の転職エージェント 森本千賀子

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どんな人にも一つや二つは「クセ」があります。それは自分ではなかなか気付けないものですよね。しかし、それが採用面接中に無意識のうちに出てしまったら……。「面接中に応募者のクセがどうしても気になってしまった」「そのせいでマイナス印象が残ってしまった」と話す面接官は、実は少なくありません。
今回は、面接中に出てしまう、ありがちな「クセ」のパターンをご紹介します。ご自身のクセも、ぜひ見つめ直してみてください。
無意識に出るクセ 面接でプレゼンの妨げに
私は転職活動をサポートするエージェントとして、ときには「面接の練習相手」を務めたり、企業の面接に立ち会ったりしてきました。そんな中で、応募者の方々のクセが気になることがあります。ちょっとしたしぐさ、姿勢、表情の作り方、言葉遣い、口調などさまざまです。クセは誰にでもあるものですが、それが「面接」という場で表れ、相手に違和感や不快感を与えてしまうと、マイナスの印象を持たれてしまいます。
もちろん小さなクセが採否の決め手になることはありません。しかし、面接中に面接官が応募者のクセが気になって仕方なくなり、話に集中できない。その結果、ぎくしゃくした面接となり、「何だかなあ」「ピンとこない」といった感じで採用を見送られてしまう……。優れたキャリアを築いてきた方であっても、こんなことが実際に起きているのです。
そして、応募者本人は、自身のクセにまったく気付いていません。若いうちであれば、上司や先輩から注意されて気付けることもありますが、年齢を重ねると周囲に指摘する人がいなくなります。そのため、意識しないうちに好ましくないクセが定着し、大切な場面で無意識にそれが出てしまう、というわけです。
視線、姿勢、話し方… 実は相手に不快感を与えている
当人は自覚していないけれど、相手から見ると気になる。そんな「クセ」「しぐさ」として、比較的よく見られるものをご紹介しましょう。