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「高校時代に学校行事などで、リーダーの役割を買って出ることが病みつきになった」と話す

「高校時代に学校行事などで、リーダーの役割を買って出ることが病みつきになった」と話す

聖光学院では一転、リーダーシップを発揮し始めた。

自分から積極的にコミュニケーションを取りに行くと、いじめにあいにくい。それを小学校の時に身を持って学んだので、聖光に入ってからは意識して積極的にコミュニケーションを取るよう心掛けました。すると、だんだん周りから一目置かれる立場に。運動をやり始めて体力が付き、学校を休まなくなったことも、自信になりました。

中学3年の夏休みに、希望者を対象としたカナダへのホームステイがあり、私も参加しました。3グループに分かれての実施でしたが、その中の1グループのリーダーに私が指名されました。

ところが、私たちのグループは、現地でいろいろとトラブルに見舞われました。例えば、何かの行き違いでホストファミリーがご飯をつくってくれず体調を崩した生徒もいました。引率の先生も戸惑っていたので、私が英語で受け入れ側の責任者と交渉。そんなに英語が上手だったわけではありませんが、何とかコミュニケーションを取って、その生徒のホストファミリーを代えてもらいました。

ほかにもちょっとしたトラブルがいろいろありましたが、最後は、ホストファミリーも交えて全員で楽しくパーティーをし、感激の涙を流しながらお別れ。いま振り返れば、その時の経験が、私にとってリーダーシップの原体験だったと思います。

それ以降、学校行事などで、リーダーの役割を買って出ることが病みつきになりました。面白いし、自分に向いているなと思いました。小学生の時は、でしゃばったら嫌われるんじゃないかと遠慮していましたが、ホームステイでは、でしゃばったら体調を崩した仲間を助けることができたし、グループ全体のためにもよかった。これからはどんどんでしゃばろうと思いました。

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