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グーグル人事部プログラムリードの小山弥生氏

グーグル人事部プログラムリードの小山弥生氏

――経験をたずねる面接、どこの企業でも多い一般的な面接手法に見えますが、どんなことを質問するのですか。また、面接の時間はどれくらいですか。

「面接の時間は、最低でも40~50分程度。長引くケースも多いですね」

「受験者は『面接官が自分にどう答えてほしいのか』を一生懸命考えようとするが、深掘りするのは『あなたならどうしますか』という問いです。仕事での問題解決に正しい答えというものはない。だから、型にはまった正しそうな問題解決方法ではなく、『あなたならどうするか』と時には面接官とぶつかり合いながら議論する」

熱くなり、面接でホワイトボードに書き出す学生も

「そうすると受験者も面接官も熱くなって、『あれも伝えたい』『これも伝えたい』となる。我慢できずにボードに書き出す学生もいるほどです。そういうところを見たいわけです。(グーグルの面接は)その人の思考プロセスやマインドを深掘りできるような面接です。1次面接でも最終でも、面接官が違っていても、コアに見たいところは一貫しています」

――グーグルの面接、受けてみたいですね。

「楽しいと思いますよ。面接を受けた学生たちは、その場で合否がわかるわけではないのに、笑顔で出てくることが多い。否定されることなく自分の意見をとにかくぶつけて面接官とオープンに話しができたという、満足感があるからだと思います。実際、結果はどうあれ満足したという学生は多いですね。自分はこういう風に考える人間だったんだなど、発見する学生も多いようです」

ちょうネクタイの学生、意図は

――グーグルならではの採用試験というのはありますか。

「ユニークさでいうと、服装はリクルートスーツではなく、動きやすくて自分らしいもので来てもらい、面接でも自分らしい姿や考え方を見せてくださいと伝えている。それはグーグルが求める多様性ともひもづいています」

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