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「メールやSNSなど文字だけで誤解なくやりとりするのは難しい。電話のマナーは覚えておくべき」(吉川さん)。西出さんも「電話をビジネスの基本として押さえておくのは大事」と話す。

電話恐怖症、克服には

固定電話の減少などで、電話応対をするのに慣れない若者や「電話恐怖症」の人が増えている。2009年に始まった「もしもし検定」は開始から7年で受験者数が17倍の約1万1千人に増えた。電話応対に困っている人が多いことを表している。長年、ビジネスの電話応対教育に携わってきた吉川技能検定部長は、「若い人は固定電話にかかってきた電話で知らない人と話すことに慣れていない。いざ社会人になって電話で話すことに恐怖を感じてしまう」と指摘する。

会社で電話を受ける時に緊張する人に特に伝えたいのが「電話は相手の話を聞くためのツール」ということ。「話をきちんと聞いていることが伝わればよい。電話で話さなければいけないと思うから怖く感じる」。吉川さんは、相手の用件を復唱し、相づちを打つなどを心がければ、電話応対は怖くないと説く。

(関優子)

[日本経済新聞夕刊2017年7月24日付]

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