外国人上司に「仕事ができる」と認めさせる4つの要点
日本人が知らない、外国人上司/同僚も悩んでいること(2)

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「ある日の朝、会社に行くと上司が外国人になっていた」。こうした話を耳にすることが珍しくなくなってきましたね。とはいえ、実際に自分の身に起こったらどうでしょう。そんなときのために心得ておきたい英語コミュニケーションの勘どころを、ビジネスライティングのプロ、ポール・ビソネット氏に教えてもらいます。
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組織変更や人事異動からしばらくたつと、チームメンバーとなじんできたと感じる方も多いかもしれません。新しくチームに入ってきた人と働き始めるとき、上司、同僚、部下を問わず、知識・経験ともに豊富で論理的かつ誠実な人であれば、一緒に働く醍醐味がありますよね。そして新たに赴任した本人も同じように考えるはずです。
その新任スタッフ(例えば上司)が外国人である場合、不慣れな環境下で、まだ誰を信頼できるのかも分からず、内心不安を抱えているはずです。そんな中で、アナタが頼りになる人だと安心させてあげることができれば、信頼関係構築の助けとなるでしょう。
とはいえ、わざわざ「私は聡明で仕事ができる人間なんです!」と高らかに宣言する必要はありません。次に紹介するような間接的な方法で、アナタの能力の高さを相手に伝えることができます。無論、口先だけでは逆効果になりますので、行動を伴うパフォーマンスをお願いいたします。
(1)確かな知識を伴うことを見せる
自分が話している内容をちゃんと理解している人に対して、人は好感を抱くものです。自分の職務に対するプロ意識が、信頼を集めます。
We need to pay a deposit for hold this property. (この所有権を維持するには頭金を払う必要があります。)
Our sample has a hard outer case. (我々のサンプルの外装ケースは、より頑丈です。)
The machine stops when oil leaks. (この機械は、オイルが漏れると止まります。)
(2)確かな行動を伴うことを見せる
実際に進行(作業)中であることを報告できれば、アナタの高い能力を裏付けできます。