想定外だらけの世界渡る 住友化学女性役員の交渉力
住友化学 執行役員 広岡敦子(下)
会社に貢献するから、対等でいられる
執行役員になってから、防虫蚊帳を含む生活環境事業部に加えてアニマルニュートリション(家畜の飼料添加物)事業部も担当している。「現場でわいわいやっているほうが好き」だが、「日々の業務はなるべく部下に任せ、出ていくべきときにだけ出て行く」ことを心がけている。
「好きなことを仕事にしたいと思って生きてきましたし、個人と会社は対等であるべきが信条。自分の気持ちを曲げてまでも、会社のために尽くそうとは思いません。ただし、好きなことをして生きようとするのならば、会社に貢献もしなくてはならない。貢献するから、対等でいられるのではないでしょうか?」
広岡敦子
住友化学 執行役員。明治学院大学文学部フランス文学科を卒業。外資系化学薬品メーカーなどを経て、2006年住友化学入社。マラリア防除用蚊帳の普及・販売を担当。12年ベクターコントロール事業部長、14年理事就任、16年から執行役員として生活環境事業部とアニマルニュートリション事業部を担当。
住友化学 執行役員。明治学院大学文学部フランス文学科を卒業。外資系化学薬品メーカーなどを経て、2006年住友化学入社。マラリア防除用蚊帳の普及・販売を担当。12年ベクターコントロール事業部長、14年理事就任、16年から執行役員として生活環境事業部とアニマルニュートリション事業部を担当。
(ライター 曲沼美恵)