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相手に対する過度の肯定をやめ、表面的な笑顔を止めました。

その代り、相手が話す言葉をできる限り深く理解しようとし、わからないことは素直にわからない、とい言うようにしました。

そうすることで、インタビュアーである私たちは、相手の方々と対等な関係を築けるようになったのです。

相手の最初の言葉でこちらの反応は決まる

実際にやってみるとわかるのですが、人間とはきわめて単純な反応を示すことがあります。

たとえばビジネスの場面で初対面の人に対していきなり「お前だれ?」と問いかけてみるとわかります。

怒りを示す人もいるでしょう。あるいは警戒する人もいるでしょう。しかしどのような反応であれ、ほぼ大半の人が、「丁寧語」で返事をしてくるのです。これは相手があきらかにこちらよりも年上であったり、偉い人である場合にも変わりません。

逆に、こちらが丁寧な言葉で話しかけると、明らかにこちらよりも年下だったり、仕事上の関係で下にある場合なのに、ぞんざいな言葉で返されることがあります。

もしあなたがいつまでもぞんざいに扱われている自分を変えたいと思うのなら、相手に対するファーストワードを変えれば良いのかもしれません。

それはたとえば「おはようございます!」を「おはよう!」に変えるだけでもきっかけになるのです。

※この連載が本になりました。「人生100年時代の『出世』のカラクリ」(平康慶浩著、日経プレミアシリーズ)です。大幅に編集を加え、人生100年時代の働き方の指針を示した内容です。あわせてお読みください。

平康慶浩
 セレクションアンドバリエーション代表取締役、人事コンサルタント。1969年大阪生まれ。早稲田大学大学院ファイナンス研究科MBA取得。アクセンチュア、日本総合研究所をへて、2012年から現職。大企業から中小企業まで130社以上の人事評価制度改革に携わる。高度人材養成機構理事リーダーシップ開発センター長。

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