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第1部は「公認会計士とは何か?」というテーマの講義。医師、弁護士と並んで三大国家試験と呼ばれており、その主な業務内容は監査、税務、コンサルティングであることなどの基本的な説明がある。

第1部は「公認会計士とは何か?」というテーマの講義

第1部は「公認会計士とは何か?」というテーマの講義

国家試験制度の説明もあった。面白かったのは、生徒からあがった「大学受験で求められる力と公認会計士の国家試験で求められる力は似ているか」という質問である。

ある会計士は「本質的に似ている」と言ったが、別の会計士は「違う」と言った。決められたことをしっかり理解して解答すればいいという構造は大学入試と同じなので、本質的に求められる能力は同じだが、実際に試験で問われる内容は学校で学んできたこととはまったく違うのでみんなゼロからのスタートとなり、大学受験勉強の出来/不出来とは関係ないということだ。

生きた「現代社会」の授業

第2部は「決算書を見てみよう~千葉県内の上場会社の決算書を見る」というテーマのワークショップ。渋幕がある千葉県内に実際ある上場企業の一覧と、企業名を伏せられた4つの実際の決算書が資料として配布されている。

5~6人ずつのグループに公認会計士が1人つき、実際の企業の決算書を読み解き、それが千葉県内に実在するどの企業の決算書であるかを当てる。ほとんどの生徒にとって、決算書を見るのは初めてだろう。しかし「リサイクル収入」や「ポイント」や「映像授業」などの項目から業務内容が推測できたり、数字の桁の違いから企業規模が推測できたりする。推理ゲームのようで盛り上がる。

第3部は卒業生でもある4人の会計士たちによるパネルディスカッション。三大国家資格のなかで公認会計士はどんなひとに向いているかとか、AI(人工知能)が発達したときに公認会計士の仕事はどうなるのかなどの質問はいかにも高校生らしい。

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