相談するなら誰に 職場の人間関係よくする小さな習慣
『入社3年目までに身につけたい上司のトリセツ』著者が語る
このような、相手をちょっと持ちあげていい関係性を築く達人が、パナソニックの創業者である松下幸之助さんです。今でも語り継がれているのが、孫の友達が自宅に遊びに来た際のエピソードです。松下さんは、子どもたちに向かって、
「今の学校はどうなっているの?」
「君たちの興味のあるものは何?」
と、2時間も3時間も質問していたといいます。
こうした質問が「相手からの教えを乞う」ことにつながり、孫の友人という年も立場も違う人たちとの人間関係を築くことになるのです。
職場の人間関係不良の一番の原因とは?
多くの場合、上司と部下の人間関係がうまくいかない原因は、「コミュニケーション不足」です。
何かうまくいっていないときには、直接コミュニケーションをとるようにするだけで、お互いの思い込みや勘違いにも気づくことができ、関係も改善していきます。
昨今では、メールやチャットなど、直接顔を合わせなくてもやり取りできるツールが仕事の主流になっている方も多いと思います。
しかし、人間関係や雰囲気をつくるのは、オンラインのツールではなく、人間同士の直接のやり取りです。ぜひ、試してみてください。

上司・部下のいい関係性が、居心地のよい職場をつくる
このように、職場の雰囲気や、あなたに対する評価は、ちょっとした振る舞い方や上司・部下の関係性によって決まります。
この本質をなるべく早く身につけることが、仕事を楽しく充実させる秘訣です。
横山信治
1982年、日本信販(現三菱UFJニコス)入社。営業成績全国最下位のダメ営業マンから全国No.1営業へ。2001年、ソフトバンクファイナンスに転職し、日本初のモーゲージバンク(証券化を資金調達手段とした住宅ローン貸出専門の金融機関)SBIモーゲージ設立に参画。当初4人の会社を従業員250人、店舗数191の上場会社へ成長させる。その後、東証一部上場の金融グループの役員・社長を経て14年4月独立。現在、東京・大阪で毎月1回「横山塾」を開催中。小学生の頃、落語家の笑福亭松鶴に入門し、最年少プロ落語家としてテレビ、ラジオ、劇場に多数出演。芸名は笑福亭手遊。笑福亭鶴瓶の元兄弟子。
1982年、日本信販(現三菱UFJニコス)入社。営業成績全国最下位のダメ営業マンから全国No.1営業へ。2001年、ソフトバンクファイナンスに転職し、日本初のモーゲージバンク(証券化を資金調達手段とした住宅ローン貸出専門の金融機関)SBIモーゲージ設立に参画。当初4人の会社を従業員250人、店舗数191の上場会社へ成長させる。その後、東証一部上場の金融グループの役員・社長を経て14年4月独立。現在、東京・大阪で毎月1回「横山塾」を開催中。小学生の頃、落語家の笑福亭松鶴に入門し、最年少プロ落語家としてテレビ、ラジオ、劇場に多数出演。芸名は笑福亭手遊。笑福亭鶴瓶の元兄弟子。