変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

よく友達と梅田のゲーセンにもいってました。帰る際に通るんですが、梅田は本当に誘惑の多い街ですよ。阪神電車で売っている絞りたての130円のフルーツジュースを飲むのが楽しかったですね。小さい頃からパソコンが好きだったので、上新電機でNECの「PC98」のソフトをのぞいたりしていました。ほかにはシャープの「X68000」も持ってました。

自由でおおらかな校風、夢を語れる環境が起業家を育てる土壌となった。

甲陽学院出身の起業家がたくさんいます。古くはアスキー創業者の西和彦さん、最近では宇宙ゴミ除去のスタートアップとして知られるアストロスケールCEOの岡田光信さんなど。校風が自由かつおおらかで、色々な夢を語りやすい環境が影響しているのかもしれません。中高時代には「こうあるべきだ」と型にはめられた記憶がないんです。多様性を尊重して、先生も生徒を大人として扱ってくれました。

「今は出身者7、8人で甲陽スタートアップの会という飲み会を開いている」と語る

「今は出身者7、8人で甲陽スタートアップの会という飲み会を開いている」と語る

誰々みたいになれとは言われず、「自分は自分であればいい」という個性を伸ばす教育スタイルでした。在野精神も旺盛です。同級生のその後の進路を見ても、普通のサラリーマンは少ない気がします。医者や弁護士、税理士、大学教授などが多いですね。役者になった友人もいます。今も当時の同級生とは毎年年末に集まってますよ。

ほかにもスタートアップ業界で甲陽学院出身が集って甲陽スタートアップの会という飲み会も開いています。メンバーは7、8人です。リンクアンドモチベーションを辞めて起業準備中の麻野耕司さんやパンツメーカーTOOT社長の枡野恵也さん、ピクシブの元社長で企業向けクラウドサービスを手がけるアルプ代表の伊藤浩樹さん、栄養食開発のベースフード社長の橋本舜さんなどです。世代的には私が一番上なので、いつもおごらされています(笑)。

(田中裕介)

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