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重みを増す、職務経歴書の記述力

第2のポイントは、ライブ情報を補う「紙の情報」(記述情報)です。具体的には職務経歴書や履歴書の記述がこれまで以上に重要となります。

面接者はどうしても、直接対面で得られる情報に比べてオンラインでの情報は不十分なものだと思いがちです。そのつかみきれない情報を、職務経歴書や履歴書の記述情報から取得し補おうとするので、これまで以上にこれらの書類への目通し、参照が多くなります。提出書類のクオリティー次第で勝負が決まる度合いが高まるのです。

ミドルやシニアの皆さんの転職活動における職務経歴書の記述の重要性と書き方のポイントは、この連載でもこれまで様々な角度から取り上げてきました。今後、面接がオンライン主体となることに伴い、そうした記述情報の大切さは一段と高まるのです。これまでなら、もしかしたら見過ごされてきた、過去の職歴の整合性不一致(変遷の一貫性・ストーリーの乏しさ)、転職理由のあいまいさ、妥当性を欠く転職歴が見過ごされなくなる可能性が高いでしょう。

逆にいえば、チャンスとも言えます。しっかりと、これまでのあなたの職務変遷とその時々に何を考え、行動してきたのか、成果をあげたのかについて記述した書類を渡せば、しっかりレビューしてもらえる機会が増えます。改めてお手元のレジュメの仕上がり具合を確認してください。

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