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日本経済新聞電子版に連載したビジネスノンフィクションをドラマ化した「ネット興亡記」。ネットバブル崩壊、固定観念や規制の壁、組織の解体・消滅やスタートアップならではの成長痛――。登場した経営者ら本人の言葉には、逆境をはね返すための示唆も少なくない。多くの挫折や困難に直面しながらそれを乗り越え、時代を切り開くビジネスやサービスを生んできた彼らの軌跡にデジタル時代のサバイバル術を学ぶ。
<<(5)逃げるは恥だが役に立つ LINE舛田氏の「耐える力」
第4話の「逆襲のLINE」では「去るも地獄、残るも地獄」という過酷な状況から国民的アプリを生んだメンバーの心情がつづられている。主役の一人であるLINEの出沢剛社長 は起業家ではないが、ある意味でネット業界の栄枯盛衰の舞台裏を誰より知る。ライブドア時代は絶頂とどん底を経験し、ボロボロになった組織の立て直しに奮闘した。LINE社長となった今、ヤフーを傘下に持つZホールディングスとの経営統合に動く。傍流にあっても違和感をうやむやにせず「問う」ことで、出身やカルチャーが違うチームをまとめるマネジメント術とは。
――新卒で入社したのは生命保険会社でしたが、急成長するオン・ザ・エッヂ(後のライブドア)に転職しました。カルチャーショックは大きかったのではないでしょうか。
「受付からデザインされたガラス張りのオフィスで、『かっこいいな』が第一印象でした。いざ入ったら、今でいうブラック企業の権化のような会社。スピードがとにかく速く、成長に人材の補充が追いついていない状況でした。色々な案件を受注するけど納品が追い付かず、常にトラブルが起きていました」
「(創業者で社長の)堀江(貴文)さんはめちゃくちゃ怖かった。できない理由を『なんで、なんで』と詰めてくる。ロジカルで逃げ道がない。みんな恐れていました。ただ、間違ったことは言っていない。『なんでそういう不合理があるのか』と。予定調和がなく、『世の中がこうだから』と思考停止することがない。当たり前だと思っていたことを突き詰めて考えてみると『なんで必要なのか』と本質的な問いをされていました。鍛えられましたね」
","――ライブドアが世間を騒がすようになります。実像からかけ離れる危うさを感じませんでしたか。
「常に違和感がありました。M&A(合併・買収)だ、時価総額1位だとか、球団だ、政治だと。世界一になるなら何でもありと、急に戦線が拡大していきました。良い悪いではなく、手堅く稼ぐ仕事をしていた身からすると、『今は大赤字でも数年後には大きくなる』とか資本市場の評価をうまく使ってレバレッジをかけるやり方は、正直体感として理解できませんでした」
――2006年1月、六本木ヒルズにある本社に東京地検特捜部が強制捜査に入りました。その渦中で会社を去る選択肢はなかったのでしょうか。
「執行役員だったので一定の責任はあるのかな、辞めるべきかと思いつつ、混乱している中である程度の方向性を出す義務があるという、交錯した思いでした。当時の私の認識ではエンジニアがめちゃめちゃ強い会社でした。日本のインターネット企業は銀行マンや営業などビジネス出身の方が多かった中で、ライブドアはエンジニア出身の企業でしたし、意識的にそういうカルチャーをつくろうとしていました。実際、それに引かれて良いエンジニアが集まり、事件に関係なく続いていました。それを守りたいと思っていました」
――飛ぶ鳥を落とす勢いから、逆回転していく経営を立て直すことになります。
「その時は、結構シンプルでした。我々は色々とやりすぎていたので、強みのエンジニアリングを生かせる領域にフォーカスしました。いったんは縮小均衡になるかもしれないけど、そこから大きく成長するんだと。それまで仕組みを整えるより、とにかく(新しいことを)始めようというカルチャーでした。社内的に人事や評価の仕組みなど不平不満がたまっていました。みんなが納得して気持ちよく働けるまともな環境をつくろうというのが裏側にありました」
「(社長を)引き受けるまで逡巡(しゅんじゅん)もありましたが、やるのはそれほど難しくないだろうというのは分かっていました。なぜなら、非常に優秀な人材、特にエンジニアはほぼ無傷で残っていました。事業自体は健全で、色々なことをやりすぎているのでコストが重く赤字というだけです。逆に、つらいのは再建から先でした。黒字までは、危機的状況の中で『皆で乗り越えよう』と一致団結しやすいですよね。危機の状況はマネジメントしやすい。いったん黒字化した後は、次の山はどこなんだと。正解がなくて色々なパターンがある。私の苦しみはそこからの方が大きかったです」
","――MBO(経営陣が参加する買収)を目標としていましたが、韓国ネイバーの日本法人に買収されることになります。
「つらいタイミングを乗り越えた強いきずなで結ばれたメンバーで次の勝負をしたいと思っていました。我々としてはMBOをしたかったので、それ以外は(買収元が)どこであれ、一旦はがっかりという感じで、夢破れて、という感じでした」
――LINEが誕生するまでに再び苦しみを味わうことになります。
「LINEが出るまでは、みんなが疲れていくのが手に取るように分かりました。壁に卵を投げつけているような。その壁が倒れる気配もないけど、この卵を投げ続けないといけない。そんな感じでいくつもアプリを出す。でもはやらない。プレッシャーと徒労感で、組織がどんどん暗くなっていきました」
――東日本大震災をきっかけに、LINEが誕生しました。ただライブドアのメンバーは「LDさん」と呼ばれて蚊帳の外に置かれていた面もありました。
「2011年の夏が過ぎたころから、LINEが非常に伸びて、(ライブドア側からも)一部でLINEの仕事にアサインされる人たちが出てきた。そもそもライブドアがやりたかったことは『世界の人たちが使ってくれるような大きなサービスをつくりだすこと』。インターネットの可能性とはそういうことです。エスタブリッシュな会社にはできない、たった数人のチームが世の中を変えるかもしれないという面白さです。LINEはそうなりつつありました。隣にいるのに、それを手伝わない理由はありません」
「2011年末の会議で『みんな分かってますよね。これだけ大きなチャンスがあって乗らない理由がないよね』と言いました。普通の会社はゆっくり方向転換して、時間をかけて説明しますけど、ライブドアで学んだことは、徐々にやっていたら世の中は待ってくれないということ。どこかで急ブレーキを踏んだり、急ハンドルを切ったりすることを恐れてはいけない。それを従業員に向けて分かりやすい言葉で、『LINE or Not』と。重要な宣言でした」
――「夢破れた」というメンバーが国民的アプリを育てるエンジンになりました。絶頂からどん底に落ち、再び時代を駆け抜けることになりました。
「巡り合わせの不思議さを感じざるを得ません。誰も想像していなかった展開です。ピカピカなチームでやってきたわけではなく、みんな失敗を経験して苦しい思いを味わってきました。タイミングや世の中の流れの重要さを感じます。再現性があるかといえば、色々な状況が重ならないとこういうことは起こりません。そこに居合わせた幸運を思います」
「だからこそ、今の苦しさもあります。これからどうやって、さらに成長していくのか。グローバルな観点から、非常に大きな競争になってきます。まだ現在進行形です」
(おわり)
<<(5)逃げるは恥だが役に立つ LINE舛田氏の「耐える力」
著者 : 杉本 貴司 出版 : 日本経済新聞出版 価格 : 2,200円 (税込み)
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違和感をうやむやにしない LINE出沢氏「問う力」 「ネット興亡記」に学ぶサバイバル術 (6) 2020 / 8 / 8 日本経済新聞電子版に連載したビジネスノンフィクションをドラマ化した「ネット興亡記」。ネットバブル崩壊、固定観念や規制の壁、組織の解体・消滅やスタートアップならではの成長痛――。登場した経営者ら本人の言葉には、逆境をはね返すための示唆も少なくない。多くの挫折や困難に直面しながらそれを乗り越え、時代を切り開くビジネスやサービスを生んできた彼らの軌跡にデジタル時代のサバイバル術を学ぶ。
<<(5)逃げるは恥だが役に立つ LINE舛田氏の「耐える力」
第4話の「逆襲のLINE」では「去るも地獄、残るも地獄」という過酷な状況から国民的アプリを生んだメンバーの心情がつづられている。主役の一人であるLINEの出沢剛社長 は起業家ではないが、ある意味でネット業界の栄枯盛衰の舞台裏を誰より知る。ライブドア時代は絶頂とどん底を経験し、ボロボロになった組織の立て直しに奮闘した。LINE社長となった今、ヤフーを傘下に持つZホールディングスとの経営統合に動く。傍流にあっても違和感をうやむやにせず「問う」ことで、出身やカルチャーが違うチームをまとめるマネジメント術とは。
――新卒で入社したのは生命保険会社でしたが、急成長するオン・ザ・エッヂ(後のライブドア)に転職しました。カルチャーショックは大きかったのではないでしょうか。
「受付からデザインされたガラス張りのオフィスで、『かっこいいな』が第一印象でした。いざ入ったら、今でいうブラック企業の権化のような会社。スピードがとにかく速く、成長に人材の補充が追いついていない状況でした。色々な案件を受注するけど納品が追い付かず、常にトラブルが起きていました」
「(創業者で社長の)堀江(貴文)さんはめちゃくちゃ怖かった。できない理由を『なんで、なんで』と詰めてくる。ロジカルで逃げ道がない。みんな恐れていました。ただ、間違ったことは言っていない。『なんでそういう不合理があるのか』と。予定調和がなく、『世の中がこうだから』と思考停止することがない。当たり前だと思っていたことを突き詰めて考えてみると『なんで必要なのか』と本質的な問いをされていました。鍛えられましたね」
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