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欧米中心に人気となっている3人組バンド「マウス・オン・ザ・キーズ」のリーダー、川崎昭さん(ドラムと作曲担当)は1つ先輩にあたります。初等部の頃は一緒に学校新聞の編集を担当し、その後、高等部や大学でもイベントを共にしました。実は同級生には狂言師の和泉元彌くんがいます。母親の節子さんも有名人ですが、中等部の頃、僕たちが教師から成績が悪いと呼び出しを食らったことがありました。その時、節子さんから「大丈夫よ。あんたたちは将来大物になるから」と励まされました。和泉くんも再ブレーク中。青学にずっといると友人の保護者とも仲良くなります。

ミッション系の学校なので、初等部の時から英語と宗教にも力を入れていました。英語は小2からやり、英語の歌を歌ったりするのです。宗教はとっつきにくいイメージかもしれませんが、聖書の中の寓話(ぐうわ)が結構面白い。「求めよさらば与えられん」という有名な言葉がありますが、僕はこれを座右の銘としています。自ら積極的に努力すれば、必ずいい結果につながるという意味。これはリーダーにとっては大切な言葉だと思います。

「自由に遊びほうけていましたが、一生の仲間を得ることができました」と振り返る(写真はZHD提供)

「自由に遊びほうけていましたが、一生の仲間を得ることができました」と振り返る(写真はZHD提供)

商売の基本も初等部時代に学んだ。

小3~4年の担任は包容力があり、バランス感覚に優れた教師だったことを印象深く覚えています。当時、漫画「キン肉マン」の人気キャラの形を模した消しゴム「キン消し」が子供たちの間で大人気でした。ただ、同級生には駄菓子屋に出入りしたことがない資産家の子弟もいるわけです。そこで地元の商店街で友人とキン消しを大量に購入し、学校で売りさばいていました。

当然、校内で問題になるわけです。ただ担任の教師は頭ごなしに叱るのではなく、「モノを売ること自体は悪いことではない。大人の社会はモノを売ったり、買ったりして成り立っています。では、何が問題なのか、みんなで話し合いましょう」と議論をしてくれたのです。

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