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日本の就職、転職の場合、多くは人材紹介などの業者が仲介します。特に就職は「皆がやるから就活する」と明確な目標や意識を持っていない学生が少なくありません。しかし、欧米ではリンクトインや友人・知人の紹介、当該企業のウェブ上の採用が主流になっています。大学時代に専攻した知識や経験を直接アピールして就活に臨み、企業側とやり取りするダイレクト採用やリファラル(紹介)採用が中心なのです。日本でもジョブ型雇用に今後シフトしていきます。自分のキャリア上の目標、能力やスキルを常に「見える化」しておく必要があります。

SNSは就職・転職に欠かせないツールに(写真はイメージ=PIXTA)

SNSは就職・転職に欠かせないツールに(写真はイメージ=PIXTA)

高学歴で一流企業に勤めていたのに、転職で失敗するのはどんなタイプなのか、ちょっと考えてみたいと思います。今の20~30代のビジネスパーソンは半分程度が転職経験者ですが、未経験者もまだ半分ぐらいはいます。ただ、転職が当たり前と言われる中、「チャンスがあれば」と考えている予備軍は少なくありません。

この手の人は1度の転職で、やりがいもお金もワークライフバランスも全て満たそうと考えがちです。ただ、希望する転職先の面接が進む中で「採用されたい」という思いが募り、会社側のニーズに合わせる人が少なくありません。その結果、転職後に「思っていた会社と違い、やりがいを感じられない。職場の人とうまくなじめない」とすぐに辞める人もいます。

こういう人は自身の能力やスキルなど価値の棚卸しができておらず、自分の市場価値も把握できていない人が多いのです。「自分は営業実績が高い」と言っても、それは一流企業という看板のおかげだったのかもしれない。転職先もその人の成果の再現性を求め、採用に踏み切ったのです。前の会社のブランドを外しても同様以上のパフォーマンスが要求されます。自分は次に何をやりたいのかを明確にし、自己の価値を客観的に分析。そして、転職先のビジョンや文化、同僚に自分がマッチするのかを冷静に考える必要があります。

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