英語の現在・過去・未来 3つの日記でかんたん上達!
英語日記を書いてみよう(下)

「書いて話せる!サリー先生の英語術」は今回で10回目です。前回は「英語日記を書いてみよう」上編として「仕事の3行日記」についてお話ししましたが、トライできましたか? 今回は下編として、現在―過去―未来の時制を練習するのにうってつけの英語日記をご紹介します。前回の復習クイズは最後にありますので、挑戦してみてください。
ご紹介するのは「実況中継日記」「過去の思い出日記」「直近の予定日記」の3つです。基本的にその日にあったことを書く日記の時制は過去形ですが、いつも絶対に同じものを書かなきゃいけないとかやらなきゃいけないとかというわけではありません。ただ、1つのことに一定期間取り組むのは大事なので、慣れるまでは手帳をつけ、その日あったことを「仕事の3行日記」として書いてみましょう。
それに慣れてきたら、いろいろな日記に挑戦です。この連載のコンセプトは「書いて話せる!」「書ければ話せる!」です。まずはセルフトーク、つまり心のつぶやきを英語にしていきます。「腹減った」「もうこんな時間」「あ!まだ請求書出してない」など、他愛のないことで構いません。このセルフトークを英語で書くのが、1つ目の実況中継日記です。
そして、きょうあったことではなく、もっと昔の思い出なんかも英語で外国のお友達と語れると楽しいですよね! 2つ目の過去の思い出日記は、ストーリーを語る練習になります。3つ目の直近の予定日記は、be going to の未来形を使って直近の予定を書いていきます。キャリアの目標について未来時制 will を使って書く方法は、連載の第4回「英語で書く『やる気アップ手帳』」にありますので、ぜひ参考になさってください。
書いたら必ず声に出して読んでみましょう。ここが大事なのです。では、それぞれについて詳しくお話ししていきます。
現在形&現在進行形で単語レベルから
1:実況中継日記
目の前に起こったことや心のつぶやきを実況中継して、とにかく英語にして書いてみましょう。ここでもノートが最適ですが、スマホでもパソコンのメモでもいいです。「心の中で英語に直してみる」から一歩進んで、書いてみることで記録ができますし見返すこともできます。この練習の目的は意識して日常的に英語を使うことです。
わざわざ1時間かけることは社会人には難しいので、隙間時間にトライしてください。私は忘れないように、何かトレーニングをする時は「スマートフォンのリマインダーにスケジュールとして入れて、その時間になったらやる」を繰り返しています。