無理したつき合いは自律神経を乱す 人間関係の整え方
人間関係の整え方
我慢が前提の人脈は断ち切る
ビジネスには人脈が大事。
これはたしかにひとつの真実です。ビジネスに限らず、昨今は「どれだけ人脈を持っているか」「どんなコミュニティに属しているか」「どのくらい人を集められるか」といった部分がその人の価値を決めている。そんな傾向すら感じます。
ただし、その一方で「人脈づくり」「ネットワークの構築」に重きを置きすぎて、大きなストレスになっている人も少なくありません。
人間関係を見直すという意味でも、ぜひとも自問してほしいことがあります。
それは「ストレスを抱え、自らのコンディションを崩してまで、大事にすべき人脈ですか?」という問いです。
私の経験から言っても、「我慢してまでつなぎ止めようとする人」「ストレスを抱えてまで、持ち続けようとするネットワーク」というのは、本当の意味で自分のためにはなっていません。
それらの相手、ネットワークは、あなたのコンディションを崩し、パフォーマンスを落とす原因にほかならないからです。そんな相手があなたの人生をよりよくしてくれるなんて、普通に考えればあり得ません。
さまざまな事情があって「バッサリ切ることができない」「簡単につき合いをやめられない」ということはあるでしょうが、せめて、あなたの意識の中では「この人とは、本当につき合っていくべきなのか」「このコミュニティやネットワークは自分にとって本当に必要なのか」という線引きをするべきです。
世の中には、無意味で、無価値な関係を広げることで「自分のステージが上がった」と思い込んでいる人も多くいます。
しかし、真に大事なのは人脈の広さやネットワークの大きさではなく、本当の意味で「あなたを高めてくれる存在」ではないでしょうか。