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16位から21位まで、私立男子校が連なる。16位の聖光学院と21位の栄光学園は神奈川の両雄だ。17位の海城と19位の駒場東邦は、東京では準御三家的存在。20位の大阪星光学院は大阪の私立トップ校である。

22位から25位には公立高校が続く。22位の滋賀の膳所と24位の大阪の天王寺は京大合格者が多い。23位の熊本と25位の札幌南は国公立大医学部に合格者が多い。それぞれの土地柄が表れている。

26位に四国勢トップの愛媛の愛光。こちらも国公立大医学部合格者が多い。27位に都立トップ校の日比谷。28位の白陵は医学部志願者が多い私学だ。29位に国立としては2位の東京学芸大附。30位は愛知の岡崎で、15位の旭丘と同様に、東大、京大、国公立大医学部にバランス良く合格者を出している。

こうして総合的に俯瞰(ふかん)すると、はやり東大、京大、国公立大医学部の合格者数ランキングをそれぞれ単体で見ているだけではわからない傾向が見えてくる。個別の順位の上下で学校を「査定」するのではなく、土地柄や経済状況の差などの社会的背景が教育に与える影響について理解する資料として活用されたい。

(1)東大合格ランキング 男子中高一貫校が上位占める理由

(2)京大合格ランキング 関西の公立校、なぜ躍進

(3)国公立大医学部合格ランキング 西日本が優位な理由

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