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英語が多少できる 年収900万円の転職に成功

当社から田中さんの経験とスキルにマッチした求人案件を何件か紹介したものの、田中さんには「これだ!」というものがありませんでした。そんな中、当社のコンサルタントAが、日本への進出からまだ日が浅く、日本での事業拡大を急いでいる欧米外資系X社の営業部長の案件を田中さんに紹介しました。自社製品の競争優位性も明確で、田中さんがもともと重視していた職務内容やその他の諸条件を含めてもこれまでより良い面が多い求人でした。以下は当社のコンサルタントAと田中さんとのやり取りです。

コンサルタントA「田中さん、この求人はいかがでしょう?」

田中さん「外資系で、求められる英語力も中級とあります。私はそんなに英語を使ったことがあるわけではないので、自信がないです」

コンサルタントA「先方にも確認しましたが、この求人は英語が流ちょうな人を紹介してほしいというものではありません。田中さんはこの業務内容としては高い成果を出す自信がありますよね」

田中さん「はい。商材は多少変わりますが、業界や仕事の進め方、マネジメントのやり方はイメージがつくので、仕事と成果には自信があります」

コンサルタントA「田中さんは英語が全く話せないわけではないのですから、後は先方の本国トップとオンライン面接で話をしてみて、先方が『この英語レベルでは仕事を任せられないな』と判断したら、採用に進まないかもしれません。でも『この英語レベルなら意思疎通できる。ぜひとも高い実力と実績のある田中さんの力を借りたい』と判断したら、田中さんの英語力を理解した上で採用されるはずです。まずはチャレンジすることが大切で、応募する前から入社後のことを心配しなくても大丈夫ですよ」

田中さん「そういうものなのですね。それなら応募してみます」

田中さんはその後、「自分は仕事ができる上、ビジネス英語もできるはず」とマインドセット(思考様式)を持ち直し、本国との英語面接も何とかクリア。営業部長として見事に内定・入社を果たし、年収も前職の900万円を維持したまま仕事内容の希望を満たす転職をすることができたのです。

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