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糖質カットのダイエットは医学的にNG

ダイエット目的で糖質カットの食生活を送る人をときどき見かけますが、医学的な見地からはよろしいと言えません。

普段、ご飯やパンを食べすぎているなら、それを減らすのは悪いことではありません。腹6~7分目が基本ですから、それ以上食べている人は減らすに越したことはないでしょう。

ただし、極端に糖質だけをカットして、体重を落とそうというのは体に負担がかかるものです。

そもそも人間の体には糖、脂質、タンパク質は必要不可欠です。そうした栄養素をバランスよく摂取することで、人間は健康体を維持できるようになっているのです。

たとえば、糖を極端に減らすと、体の中ではその代替品となるものを使って、不足する栄養素を補おうとします。

しかし、それは体のどこかに負担をかけていることにほかなりません。実際には肝臓や脳に負担がかかることが研究でもわかっています。

また、糖質を極端に制限するダイエットではリバウンドもしやすくなりますし、逆に脂肪肝になるとの報告もあります。

いずれにしても、極端にバランスを欠くダイエット法が体にいいわけがないのです。

ダイエットをしたいなら「これを食べない」と極端にするのではなく、生活習慣そのものを見直すほうがより効果的で、健康的です。

ひとつ提案するなら、とにかく「早く寝て、早く起きる習慣」をつけること。これが一番理にかなっていてオススメです。

寝る3時間前には夕食を済ませ、その食事も腹6分目。それで早朝から起きて、日中は活動的に動く。そんな生活をしていれば、誰だって健康的に減量できます。

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