1日を振り返り記憶を上書き 行動パターンの整え方
行動パターンの整え方
あらゆる行動がコンディションのチェックに役立つ
コンディショニングの基本は「今、ちょっと調子が悪いな」「状態がよくないな」と感じたときに、すかさず体にアプローチをして、悪い流れからよい流れに変えることです。
「水を1杯飲む」「片づけをする」「リズミカルに歩く」「深呼吸をする」など具体的な方法はいろいろあります。
むしろ、ここで大事なのは「今、自分はどんな状態にあるのか」「どんなコンディションなのか」に気づくこと。
とかく人は「自分の状態」に無頓着で、「本当にダルい」「疲れすぎて、まったく集中力が上がらない」「なかなか体が起きてこない」という状態になってからでないと自覚することができません。
そこで私がオススメするのは「さまざまな行動から、自分のコンディションのチェックをする」というアプローチです。
たとえば、朝、歯を磨いているとき「ゆったりと余裕を持って歯磨きをしているか」、それとも「慌てて、イライラしながら歯磨きをしているか」。
そんなことをチェックして、コンディションのバロメーターにするのです。
このとき「ちょっと自分はイライラしているな」「慌てているな」と感じたら、それはコンディションを崩し始めているサイン。そのタイミングで「水を飲む」「深呼吸をする」など改善アプローチをするのです。
駅まで歩くときのスピード、着替えをしているときの気分、ラッシュ時の電車で感じるストレス度合いなど、日常生活のちょっとした瞬間に「今の自分の状態」を感じ取ってみてください。
それらを丁寧にキャッチして、コンディションを整えながら生活するのと乱れたまま放っておくのとでは、大きな差が生まれるのも当たり前です。