「女子御三家」桜蔭・女子学院・雙葉、違いすぎる校風
BSテレ東番組コラボ特別編(下)

「THE名門校」はユニークな学校文化の名門校を紹介
3位 東京「女子御三家」、意外な秘密
登坂アナのコメント 女子御三家と言っても学校のカラーはここまでかと思うほど違う。もちろん、テストの順位は出ないというような共通点もあるが。桜蔭学園の「礼法」の授業はすごい。単に立ち居振る舞いの動作が美しいだけではなく、周りへの思いやりのために学ぶという志の高さ。女子学院は3校の中で最も自立的な印象。一つ一つに主体的に取り組み「自力」が養われる感じだ。雙葉学園は「雙葉」がおのおのの確固たる礎となる学びの場。それぞれにさすが名門校だと納得。

東京・女子御三家の桜蔭、女子学院、雙葉
東京私立の女子御三家とは、桜蔭、女子学院、雙葉のこと。その3校について2週にわたって特集した。ゲストは、桜蔭から現役東大生でミス「海の日」の高橋梨子さん、女子学院からフリーアナウンサーの馬場典子さんと弁護士の寺澤春香さん、雙葉から医師の恩田美湖さんと森武美帆さん。
桜蔭は東大合格者数ランキングトップ10に名を連ねる唯一の女子校。初代校長の「学べや、学べ、やよ学べ」の言葉に象徴されるように、努力家の秀才が多い。女子学院はプロテスタントの学校で自由な校風で知られる。制服もない。雙葉はカトリックの学校で規律正しい印象がある。登坂さんがいうように、それぞれにカラーが違う。

女子学院出身の馬場さん
昔から、3校の違いを表現する有名なたとえ話がある。道ばたに缶ジュースの缶が落ちていたら……。桜蔭生は本を読んでいて気づかない。雙葉生は拾ってゴミ箱に捨てる。女子学院生は缶蹴りを始める。もちろん誇張されているし、生徒の個性は一人一人違うが、学校の雰囲気を比較するには秀逸なたとえ話である。
番組では、馬場アナウンサーが女子学院在学中に男子校の文化祭を訪れ、ナンパされたエピソードを披露。声をかけたのは私・おおたとしまさだったというオチ。いきなりその話を振られて驚いたが、30年以上前のナンパがこのような形でネタになるとは、それはそれで感慨深いものがあった。