トラブルを避ける近所付き合い、引っ越しのマナー
住民のマナー違反によるご近所トラブルは多々あること。隣近所とは距離を置くのが得策と、疎遠に暮らす人も少なくない。しかし、少し意識を変えれば、近所付き合いもぐんと楽になり、トラブルも回避できる。石原壮一郎さんにマナーと秘策を聞いた。
【日常生活編】 会っても知らんぷりは最低限のマナーの欠如
縁あって同じ街やマンションに暮らす者同士、気持ちよくあいさつしたいもの。相手の出方など待たないで、自分から声を掛けよう。
円滑な人間関係を築くには欠かせないあいさつ。家や会社だけでなく、ご近所さんとも習慣づけたいものだが、マンションの居住者同士が会っても知らんぷりというのもよく聞く話。「大型マンションの場合は顔見知りも少ないでしょうから、知らない相手にあいさつするか? と迷っているうちに通り過ぎてしまうのですね。しかし、あいさつは迷いながらするものではありません。ご近所さんにあいさつするのは当然と思ってください」と、『大人力検定』などの著者でコラムニストの石原壮一郎さんは言う。たとえ返事をくれない人がいても、臆することはないとも。「声が小さくて届かなかったのかもしれませんから、無視されたとは思わないこと。あいさつは先手必勝。自分からし続けていれば、周囲も慣れていくはずです」。

縁あって同じ街やマンションに暮らす者同士、気持ちよくあいさつしたいもの。相手の出方など待たないで、自分から声を掛けよう。
