資格やスキルで「稼ぐ」には 専門家が5つのコツ伝授
キャリアコラム資格やスキルを仕事に生かすためにどんな努力をしたか?
育休中に社内通訳の基準をクリアしたことを、とにかく周囲にアピールした。復帰直後から小さな仕事でも回してもらえた。(39歳・栃木県・サービス・法務)
アカデミックな知識を実務に落とし込むために、本を読むなどしました。(44歳・東京都・法律・人事)
習得したスキルを使ったアイデアで業務改善提案を出し、社内にアピール。賞を取りました。(42歳・石川県・医薬品・営業事務)

資格やスキルの習得過程で身に付けた知識は会話に取り入れる(写真はイメージ=PIXTA)
自分がFP資格を有していること、今も勉強を続けていることを上司に告げたところ、異動することができました。(48歳・東京都・官公庁・法務)
会社に対し、普段から向上心があるという姿勢を見せることで、周りからの見る目が変わった。ステージが上がったように思う。(39歳・神奈川県・不動産・営業)

「仕事の満足度を決めるのは、WILL(やりたいこと)、MUST(求められること)、CAN(できること)のバランス。これが一致すれば、自己肯定感も高くなります」(木之下さん)。3つのバランスを整えるスキルは何なのか、考えてみよう
この人たちに聞きました
藤井佐和子さん

キャリアアドバイザー。大手総合人材サービス企業にて、転職支援チームを立ち上げ、数多くの転職を支援。独立後は、延べ1万7000人以上のキャリアカウンセリング、企業の人材育成支援などを行う。

木之下智恵子さん

パソナ スタッフHR本部 執行役員。2003年パソナ入社。派遣社員のキャリアコンサルティング担当を経て、現在は、派遣登録スタッフの人事部の責任者として、就業中のキャリアサポートに関する制度設計に関わる。

(取材・文 御船晶子=日経ウーマン編集部)
[日経ウーマン 2021年9月号の記事を再構成]