資格やスキルでどう稼ぐ? 成功女性4人がした工夫は
キャリアコラム在宅勤務で減った通勤時間などを学びに費やしているという人が増えています。
ただ、資格やスキルを取得しても、使わなければ宝の持ち腐れに。
資格がすぐに転職や収入アップにつながるわけではないのも事実。転職や昇給、独立につなげるにはどうすればいいのか。
資格やスキルを上手に生かして、それを「稼ぐ力」に変えた人が何をしたのか。 満足できる働き方を手に入れた4人のケースを紹介します。

資格やスキルを仕事につなげるには?(写真はイメージ=PIXTA)
◇ ◇ ◇
【ケース1 社内で異動&副業
】
<キャリアコンサルタント取得で人事部へ異動。さらに副業も開始!>
31歳・IT・人事
神奈川県在住 ひとり暮らし

「30歳を前に専門性を身に付けたい」と、学生時代から興味のあったキャリアコンサルタントの資格を取得した前田紗里さん。「勉強中から会社にアピールすることで、希望していた人事部へ異動。試験前は養成講座に加え、アプリや手作りの暗記カードで学習効率を上げ、一発合格を実現しました」。
取得後は副業で面談の経験を重ね、本業にも役立てている。「資格は持っているだけでは意味がない。社内で新人向けの研修を自ら企画するなど、学んだスキルを積極的に実践に生かすように心がけています」。
勉強の合間は動画を見ながら宅トレでリフレッシュ。「友人とオンラインでつながることで、モチベーションがアップ。肩こり対策にも効果的」。

【こうして仕事につなげました!】
「ココナラ」を使って面談の実績を増やした
資格取得後はスキルシェアサービス「ココナラ」で副業にトライ。「キャリア相談や面接の練習相手をして、経験を積んでいます。また、自分のページを見てくれた人にメッセージを送ってコミュニケーションを取り、案件受託につなげました」。

プロフィル欄では、資格名だけではなく、自分が得意な分野やこれまでの実績を具体的に提示
「勉強中です」と合格前から上司にアピール
希望する人事部への異動をかなえるため、講座に通い始めた段階で、上司に「資格の取得中です」とアピール。「ただ『人事の仕事がやりたいです』と主張するのではなく、『すでに勉強を始めています』と伝えることで、説得力を持たせることができました」。
【資格の「合格率&稼ぐ力アップ!」のコツ】
覚えた知識をすぐ実践してみる
資格で得た知識を使い、新人に向けたキャリアデザイン研修を企画。「評価が上がり、その後さらに専門的な部署に異動しました」。

教科書の知識をどうしたら実際の仕事で実践できるか、考えながら学んだ
アプリを活用し効率良く合格
すきま時間には、問題集アプリ「キャリコンOX」を活用。「分野ごとの正解率が出るため、苦手な分野のみ集中して勉強できます」。

「今日は20問正解するまで湯船から出ない」など入浴時も目標を決めて学習
手作りカードで暗記問題を克服
暗記問題対策のため、手作りカードを作成。「頻出する"理論の名称と理論家の名前"を書き、組み合わせを覚えたりしました」。

ランダムにカードを並べて、関連する組み合わせを答えられるように練習