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【ケース2 副業&独立予定】

<高校教師から日本語教師へ 副業で収入のめどが立ち近々独立の予定>

大川梨華さん(仮名)
30歳・金融・事務
九州地方在住 夫と2人暮らし

高校の国語教師として6年間働いたものの、体調不良で退職。金融の事務職として働きながら、前職を生かして日本語教師の資格を取得した大川梨華さん。「現在はコロナ禍で留学生の受け入れがなく、日本語学校への転職は難しい。まずは副業から始めようと、語学学習サイトに登録しました」。

講師としての知識をつけるため、日本語教師のYouTube動画やオンラインサロンで情報収集。収入のめどが立った今は、独立も考えている。「今後は留学生の検定対策に力を入れ、生徒数を増やすのが目標です」。

【勉強中の息抜き法】韓国のドラマや本でやる気アップ!
いずれは大好きな韓国に住み、日本語教師として働くのが夢。「息抜きで韓国のドラマを見たり、韓国語を勉強したりしてモチベーションを高めています」。

【こうして仕事につなげました!】

プロフィル上の「できること」を絞った

他の講師と差別化するため、自分ができることに特化したプロフィルを作成。「国語教師として小論文の添削をしていた経験を生かし、『文章添削が得意』とアピールし、生徒数を増やしました。専門的な内容にすることで、レッスン単価もアップ」。

自己紹介動画の制作はプロの手を借りた

登録する語学学習サイト「italki(アイトーキ)」に載せる自己紹介動画はプロに制作を依頼。「講師一覧で出るときのサムネを見やすくして、英語字幕を付けたことでアクセス数がアップ。話す内容もプロのアドバイスを受けて分かりやすく整理しました」。

動画には英語のタイトルを入れて見やすいデザインにし、生徒の目を引くように工夫

動画には英語のタイトルを入れて見やすいデザインにし、生徒の目を引くように工夫

【資格で「夢をかなえる力アップ!」のコツ】

1冊の過去問を何度も解く

問題集はあれこれ手を出さずに、1冊の過去問を繰り返し解く。「必ず解ける問題を増やすのが合格率を上げるコツです」。

間違えたページには付箋を貼り、解けるようになるまで再挑戦した

間違えたページには付箋を貼り、解けるようになるまで再挑戦した

オンライン交流会で情報収集

Facebookの日本語教師コミュニティーが主催するオンライン交流会に参加。「レッスンの進め方など、実践的な情報が集まります」。

Twitterやnoteで自身の情報も発信。仲間とフォローし合い、情報交換

Twitterやnoteで自身の情報も発信。仲間とフォローし合い、情報交換

夢をかなえた自分を思い描く

日本語教師が主人公のマンガ『日本人の知らない日本語』を愛読。「教師になればこんな楽しい生活が待っているんだと励みになりました」。

ユニークな学生が登場するコミックエッセーで、仕事を楽しむ自分を想像した

ユニークな学生が登場するコミックエッセーで、仕事を楽しむ自分を想像した

【ケース3 転職】

<8年をかけ、税理士試験に合格。得意の英語力も生かして国際税務に携われる職場に転職>

仲 萌さん(仮名)
33歳・メーカー・税務
兵庫県在住 実家暮らし

仲萌さんが税理士を目指したのは、学生時代にリーマン・ショックを経験し、手に職をつけたいと考えたのがきっかけ。就職後もコツコツ勉強を続けて8年越しの合格を果たし、今年6月、福利厚生の充実した老舗メーカーへ転職した。

「前職では伝票入力などの事務作業が中心でしたが、現在は専門的な知識を生かした業務ができるように。やりがいも増し、年収も1.25倍に上がりました」。合格後も朝時間や週末を活用し、独学で「国際税務」について勉強中。「税理士試験はあくまでも通過点。専門性を高め、自分だけの武器を身に付けたいと思っています」。

【勉強中の息抜き法】カフェの朝ごはんでスイッチオン!
週末は朝一番でカフェへ行き、スイッチを入れる。「今日はタリーズでドーナツを食べようといった楽しみをつくれば、早起きするのも苦になりません」。

【こうして仕事につなげました!】

「税理士×英語」自分ならではのスキルを示す

学生時代に塾講師をしていた得意の「英語」と「税理士」の資格を掛け合わせることで、自分の付加価値を高める。「税理士のなかでも"国際税務"に特化した人は少ないので、働き続ける上で武器になる。すきま時間を活用してコツコツ勉強を続け、知識を深めています」。

朝は1本でも早い電車に乗り、就業前に「国際税務」の参考書を読むのを習慣にしている

朝は1本でも早い電車に乗り、就業前に「国際税務」の参考書を読むのを習慣にしている

10年後までキャリアを描いて面接でアピール

転職時の面接では「5年後、10年後を見据えて、自分がどう会社に貢献できるか」をアピール。「会社の利益につなげる方法を具体的に提案することで、第1志望の会社に合格。希望通り専門知識を生かせる部署へ配属され、満足の行く働き方ができています」。

【資格の「合格率&モチベアップ!」のコツ】

「間違いノート」を作り自分の傾向を理解

間違った問題だけを書き写す専用ノートを作り、「なぜミスしたのか」を分析。「ミスするときの傾向が分かり、対策が立てられるように」。

ノートには問題のコピーとともに、間違った理由や「次はどう攻略すべきか」を書き入れた

ノートには問題のコピーとともに、間違った理由や「次はどう攻略すべきか」を書き入れた

合格した人のSNSで情報収集

税理士合格者や目指す人のSNSをフォロー。「合格前は、10年以上かけて合格した人のアカウントを見て励みにしていました」。

自身の情報はインスタで発信。フォロワーの反応がモチベーションとなっている

自身の情報はインスタで発信。フォロワーの反応がモチベーションとなっている

所要時間を把握しておき仕事中のすきま時間で勉強

「この問題を解くのは5分、講座の動画を見るのは45分…」と勉強にかかる所要時間を把握。「すきま時間ができたときにすぐ取りかかれます」。

「5分空いたらこれをする!と決めておくことで、無駄な時間を減らして効率良く学習できます」

「5分空いたらこれをする!と決めておくことで、無駄な時間を減らして効率良く学習できます」

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