英語研修成功のコツ ゴールを明確にしてスコアアップ
英語コーチングスクール『TORAIZ(トライズ)』主宰 三木雄信
ビジネススキル目標を明確にした学びは成果に直結
このようにみてみると、大人が学ぶうえでは、子供のように一律で受動的に学ぶのではななく、問題意識に基づいて学びたいことを明確にして主体的に進めることが重要であるとわかると思います
実際に、学習目標を明確にすることは、成果にも直結することがわたしたちの研究でわかっています。
わたしたちが運営する英語コーチングスクールTORAIZ(トライズ)には語学研究所があり、日本人の英語学習について研究を重ねています。「日本第二言語習得学会」にも所属しており、第21回日本第二言語習得学会国際年次大会で「学習目標が明確であればあるほど学習効果が上がる」という研究成果を発表しました。
この研究ではTORAIZの1年間のプログラムを修了した570名の学習データを分析した結果、英語学習に取り組む際により具体的なゴールを設定した学習者は、スピーキング力向上の効果がより大きいことを確認しました。

研究発表の資料
研究方法としては、1年間の TORAIZの英語コーチング・プログラムを修了した受講生、570人分のゴールにそれぞれ「どこで」「だれと」「何を」「どうやって」の4つの要素のうち、いくつの要素が含まれているかを分析しました。要素を1つだけ含む場合はグループ1、2つの要素を含むものはグループ2、3つの要素を含むものはグループ3、4つの要素を含むものはグループ4に分類しました。
それぞれの受講生のスピーキング力の伸びを測るために、VERSANT という英語のスピーキングテストを使い、プログラム開始前の点数とプログラム受講期間中の最高点の差を測定しました。

研究発表の資料