持ちネタを英語に変換 備えあれば英語雑談は怖くない
ちょっと知的な英語雑談のコツvol.2
スキル&ジョブトレンド
写真はイメージ(PIXTA)
「英語の雑談」といった場合、どんな人にでも通じるような一般的な内容を思い浮かべていませんか? 確かに市販の英語教材などを見ると、幅広い利用者を設定した「誰にでもあてはまるような話題」になっていることが多いですよね。
ところが、今回の連載をお読みのビジネスパーソンの皆さまは、自分の職場で英語を話すことを想定していると思いますので、教材に出てくるような、よくみる英語の雑談例に必ずしも縛られる必要はありません(もちろん、大いに参考になる部分はありますが)。
極論すれば、職場にいる上司や同僚といった「身内」だけに通じる話題を話せれば、とりあえずは事足りたりもします。
雑談にも「仕事の雑談」などいろいろな種類がある
英語に限った話ではありませんが、雑談の中に「仕事の雑談」というジャンルがあります。
純粋に自分が興味を持っている話題、人から聞いたあるいはメディアから仕入れた面白い話、ニュースなど世の中のトレンド、競合する他社に関する話題、顧客の動向、社内の他部署や同僚に関する情報、給料や休暇、福利厚生など会社からのベネフィットに関する話、みんな大好きな人事の話など、英語にとらわれなければ雑談のネタはいくらでもありますよね。
仕事に関する考え方やこれまでに自分が手掛けた成果、これから新たに取り組みたい仕事などについての雑談も「あり」です。その職場の人にしかわからない共通の話題も盛り上がりますよね。
話さない英会話を覚える時間はもったいない
雑談になるとどう勉強していいのか分からない……とお悩みの皆さん。ここまでお読みいただくと、なんとなく答えが見えてきたのではないでしょうか。
そうです。自分の職場で日本語でも盛り上がりそうな雑談の話題を、英語に訳しておいて、いざというときに頭から取り出せるように覚えておけばいいのです。
英語教材を参考にするのはよいですが、自分が話さないような英語の話題を一生懸命覚えることに労力を費やすのは、忙しいビジネスパーソンからすれば、時間がもったいないです。
オンライン英会話などを活用する場合は、まずは自分で話したい内容を英語で仕入れておいて、英会話の先生を「練習台」として利用させてもらう、というぐらいのスタンスでよいでしょう。