変わる転職先選び、テレワークだからこそ社風が重要
技術者の働き方ホントの話セレクションテレワーク中心だからこそ社風を知ろう
ただしその際には、注意していただきたいことがあります。転職先候補の企業について、事前には調べるのが難しいことがあるという点です。
エン・ジャパンの調査でも、「企業のことを知るためにやったことで、知りたくても自分で調べ切れなかった情報」を尋ねています。2位以下に15ポイント以上の差をつけてトップになったのは「職場の雰囲気・社風」(55%)でした。
テレワーク中心で会社に行くことも少ないとなれば、社風などあまり気にしなくてよいのではと思うかもしれません。しかしテレワークだからこそ、社風を理解することは大切です。会えば何となく分かることも、テレワークだと伝わりにくいものです。むしろテレワーク環境では、その会社の良い点と悪い点がはっきり出てくるという印象を筆者は抱いています。
それだけに、転職活動を通して社風を知る努力をすることが求められます。行動制限が緩和され、転職フェアや対面での会社説明会など、直接会社に触れられる機会が増えてくるでしょう。そうしたチャンスを積極的に活用することが大切です。
天笠 淳(あまがさ・あつし)
アネックス代表取締役/人事コンサルタント
早稲田大学商学部卒業後、IT企業、金融機関にて人事業務を経験。株式会社アネックス、一般社団法人次世代人材育成機構の代表として、働きやすい職場づくりを主なテーマとし、企業の人事、人材開発のコンサルタントを行っている。次世代人材育成機構では、代表理事として、学生の就職活動へのアドバイスや、社会人のキャリア支援を20年以上手掛けている。著書に『転職エバンジェリストの技術系成功メソッド』『オンライン講座を頼まれた時に読む本』(いずれも日経BP発行)がある。
アネックス代表取締役/人事コンサルタント
早稲田大学商学部卒業後、IT企業、金融機関にて人事業務を経験。株式会社アネックス、一般社団法人次世代人材育成機構の代表として、働きやすい職場づくりを主なテーマとし、企業の人事、人材開発のコンサルタントを行っている。次世代人材育成機構では、代表理事として、学生の就職活動へのアドバイスや、社会人のキャリア支援を20年以上手掛けている。著書に『転職エバンジェリストの技術系成功メソッド』『オンライン講座を頼まれた時に読む本』(いずれも日経BP発行)がある。
[日経 xTECH 2023年3月2日付の記事を再構成]