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米国で個性を伸ばす教育、自己肯定感高い人材を

将来、新しい学校を創りたいと語る坂江さん

将来、新しい学校を創りたいと語る坂江さん

――もともと人材教育に関心があったのですか。

「私は2歳から小2まで米国で過ごしました。現地で『モンテッソーリ教育』を受けました。子供の自主性を尊重して好奇心を育て、個性を伸ばす独自の教育法です。日本に戻ると、個性的なお子さんと浮きました」

「当時から感じていたことをいま言語化すると、本当は色々なポテンシャルを持っているのに、型にはまった教育のなかで本人がその能力を発揮することにブレーキがかかっていたり、自分の能力に気づいていなかったりする子を減らすことにずっと興味を持っているのだと思います」

「例えばSTEM分野における女子ですが、本来の能力ではないところで無理だと決め付けられている場合も多く、本人もいつの間にか不可能だと信じてしまい、自分の可能性に蓋をしてしまっていることをどうにかしたいと思っています」

――「女子は理系が苦手」というのも一種のバイアスという指摘もあります。日本の閉塞感を打ち破る新しい人材を育成したとリスキリングに踏み切ったわけですね。

「日本に限らず、私たちが目にする情報も私たちの解釈もバイアスにあふれています。これは人間なのでやむを得ません。そこで科学的なエビデンスに基づくデータを収集・分析によって、教育プログラムの効果や、人のポテンシャルの可視化をするなどをテーマに、教育に活用できないかと考えています。それが最終的に学校になるか、なんらかのサービスになるか分かりませんが、自己肯定感の高い人材育成につながっていけばいいと思います」

(聞き手は代慶達也)

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