変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック

リンクトイン・ジャパンの田中若菜カントリーマネージャー

リンクトイン・ジャパンの田中若菜カントリーマネージャー

世界で9億5000万人が利用するビジネスSNS(交流サイト)「LinkedIn」(リンクトイン)。その日本法人であるリンクトイン・ジャパン(東京・千代田)のカントリーマネージャーにグーグル役員から転じた田中若菜氏は、リスキリングの達人だ。外資系のコンサルティングファームや消費財メーカー、東京電力福島原子力発電所事故調査委員会、製薬会社など分野も異なる企業・組織で新たなスキルを身につけながら、キャリアアップをしてきた。グローバルスタンダードとなっている「スキルベースでの評価・採用を日本でも広めたい」と意気込む田中氏に、具体的な取り組みを聞いた。

名刺ではなく「QRコード交換」が当たり前に

――グーグルの役員をしていた2022年、「リンクトイン・ジャパンのカントリーマネージャーのポストに興味はありませんか」とリンクトイン経由で声がかかったとか。

そうなんです。リンクトインには07年に登録し、転職したり新たなスキルを身につけたりする度にプロフィルをアップデートし、ネットワークづくりに活用してきました。海外では今や、名刺交換ではなくリンクトインのQRコードを交換するのが一般的ですし、ウェビナーやセミナーの登壇者がプレゼン資料の最後にQRコードを表示して、それを参加者がスキャンするのが当たり前の光景となっています。

そのリンクトインにジョインしようと思ったのは、「世界で働くすべての人々に経済的なチャンスを作り出す」というビジョン、「世界の人々をつなげることで個人と組織の生産性を高め、さらなる成功に結びつける」というミッションに深く共鳴したからです。

もう一つは、今こそリンクトインが日本に一番貢献できると思ったことが大きいですね。GDP世界第3位の巨大な労働市場が今、転換期を迎えていて、リスキリングや生産性の向上、人材の流動化が最重要課題となっています。このタイミングで、世界で認められたリンクトインというプラットフォームを、日本でもっと活用してもらえれば、日本の変革に貢献できると考えました。

さらに、アジアや日本における女性の地位向上にもダイレクトに貢献できるという期待もありました。私はいま、10代の子どもを2人育てていますが、娘が働く頃には今よりもっといい社会になってほしいという思いがあります。

続きは会員登録(無料)が必要です

NIKKEIリスキリングの会員登録をしてください。登録は無料です。

会員登録(無料)すると
  • 組織戦略や個人の成長に関する記事が読み放題
  • リスキリングのヒントになるセミナー動画が見放題
  • 編集者の気付きやオススメ記事をメルマガでお届け
今後も会員特典を追加予定

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedo日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック