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1から始まる整数に変換、各値に対応する結果を返す

SWITCH(スイッチ)関数(Excel 2019以降とMicrosoft 365版Excelで使用可能)でも複数の選択肢から1つを返せるが、条件指定の方法はやや異なる。第1引数に「式」を指定し、以下、この式と比較する「値」と、一致した場合に返す「結果」のペアを、複数指定していく。この例では、各会員の累計ポイントを1万で割り、ROUNDUP(ラウンドアップ)関数で切り上げて、1から始まる整数に変換。その値が1~4のときに対応する会員ランクを、それぞれ指定した(図7)。また、ペアの「結果」を指定しない場合、最後の引数はすべての「値」に一致しなかったときに返す「既定」となる。これで、未入力の場合は「-」と表示される。

図7 SWITCH関数(Excel 2019以降とMicrosoft 365版Excelで使用可能)を利用し、指定した式と一致する値に対応する結果を返す方法もある。累積ポイントを1万で割り、ROUNDUP関数で切り上げて、1から4までの整数に変換。そのいずれかに該当する場合は対応する会員ランクを、それ以外は「−」を表示する

図7 SWITCH関数(Excel 2019以降とMicrosoft 365版Excelで使用可能)を利用し、指定した式と一致する値に対応する結果を返す方法もある。累積ポイントを1万で割り、ROUNDUP関数で切り上げて、1から4までの整数に変換。そのいずれかに該当する場合は対応する会員ランクを、それ以外は「−」を表示する

ただし、図7の表では累計ポイントはいずれも4万ポイント以下だが、それを超えた場合は一致する「値」がなく、やはり「-」と表示されてしまう(図8)。そこで、MIN(ミン)関数を組み合わせ、累計ポイントがどんなに多くても、引数「式」の結果が最大4になり、「プラチナ」と表示されるようにした(図9)。

図8 図7の数式では、累積ポイントが4万ちょうどまでは問題ないが、4万を超えると、未入力のときと同様、「−」と表示されてしまう

図8 図7の数式では、累積ポイントが4万ちょうどまでは問題ないが、4万を超えると、未入力のときと同様、「−」と表示されてしまう

図9 SWITCH関数の引数「式」に、さらにMIN関数を組み合わせた。累積ポイントを1万で割った結果と4のいずれか小さいほうを求めることで、この式の結果は最大でも4になる。つまり、累積ポイントがどれほど大きな値でも「プラチナ」と表示される

図9 SWITCH関数の引数「式」に、さらにMIN関数を組み合わせた。累積ポイントを1万で割った結果と4のいずれか小さいほうを求めることで、この式の結果は最大でも4になる。つまり、累積ポイントがどれほど大きな値でも「プラチナ」と表示される

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