ジョブ型人事で出世するには 自ら手上げる姿勢が大事
20代から考える出世戦略(132)
プロが明かす出世のカラクリ職務内容を明確にして人材配置するジョブ型人事制度が広がりつつあります。給与の増やし方など、キャリアアップの仕組みが、これまで主流だったメンバーシップ型人事の状態とかなり異なります。会社によっては一律での毎年の昇給や夏冬賞与などがなくなる場合も。けれどもそれは悪いことではないかもしれません。
広がるジョブ型人事を使いこなすポイントは3つある
ジョブ型人事制度を採用する企業が増えています。
その内容も、職務記述書の整備をするだけの形式的な状態にとどまらず、新卒採用から定年退職までを貫く年次管理、年功処遇そのものを見直す企業が増えてきました。メンバーシップ型とジョブ型の違いは、職務を明確にしているといった表面的な仕組みの違いではなく、会社と個人との関係そのものに違いがあるからです。
そんな変化の状況で、働く従業員側の一部には年功処遇の良さを感じる場合もあるようです。しかし早期の成長、成功を目指す優秀な若手社員を中心に、年齢を問わないチャレンジ機会を与えてくれる企業を好む例も増えています。
私は人事コンサルタントとして、ジョブ型人事制度・運用の仕組みの導入を20年以上続けてきています。そうして、ジョブ型人事制度を導入した会社向けに、キャリア観の違いを含めた教育を行ったりもします。そこでお伝えしてきたことは「ジョブ型人事制度に変わった会社でキャリアを伸ばすための3つのポイント」です。
要約すると、自分で取りに行くこと。新しいことを学ぶこと。そして軸を持つことです。
