英語スピーチは原稿で決まる!「起承転結」は不要
英語スピーチの基本(上)
書いて話せる!サリー先生の英語術
「書いて話せる!サリー先生の英語術」の連載21回目です。前回は「英語プレゼンの黄金フレーズ これだけ覚えれば大丈夫」と題して、実際に英語のプレゼンテーションで使用するお役立ちフレーズをご紹介しました。基本の流れに沿って preparation(準備)→ introduction(導入・イントロ)→ main body(本論)→ conclusion(結論・まとめ)の順に、黄金フレーズを練習しました。それでは復習クイズです。
Q)ご質問はプレゼンテーションが終わるまでお待ちください。
これは途中で邪魔をされたくない場合の丁寧な言い方です……覚えていますか? 答えは
A)Please save your questions for the end of the presentation.
でした。それでは本日のトピック、英語でのスピーチです。英語スピーチの原稿を書くことで、英語のスキルアップを狙います。今回はスピーチの基本として「基本構成」と「スピーチ中の態度6つのポイント」をお送りします。
大事なのは、ちょっとのトライ精神
本題の前に、みなさんは実生活で英語でスピーチをした経験がありますか? 「日本語でもスピーチは苦手なのに英語でなんてムリムリ」なんて思うかもしれませんが、それはやり方を知らなくてトライしたことがないだけかもしれません。大人になると経験値が上がる分、何でも何となく予測や予想をして「やってもどうせできない」「失敗するのが恥ずかしい」と決め付けてしまうことがあります。
ですから「うん、やってみよう」という、ちょっとのトライ精神が英語学習には大事です。そのような、心のフットワークが軽い人は上達していきます。前回の英語のプレゼンテーションと同様に、英語スピーチもビジネス上でやらなきゃいけない場面や状況が以前よりも確実に増えてきています。ビジネス英会話のレッスンメニューにも英語のスピーチトレーニングがあり、依頼は多くなっています。