PDF閲覧の達人技、資料の要点をピンポイントで拡大
Windowsドヤ顔! 最速操作「アプリ編」(3)
ビジネススキルページを拡大中、表示位置を上下左右にずらしたいときに便利なのが「クリックして文書をパン」ツール。このツールを選ぶとマウスポインターが手の形になる。クリックすると手を握った形に変わり、そのままドラッグして表示位置をずらせる。このツールも後述の設定変更がしてあれば「H」キーで呼び出せる(図4)。

図4 「H」キーを押すと、「クリックして文書をパン」ツール(通称「手のひらツール」)が選択され(1)、文書内をドラッグしてスクロールできる(2、3)。ポインターが手の形になるので、Hand の「H」と覚えよう。選択ツールに戻すときは「V」キー。「Z」「V」「H」はセットで覚えるとよい
多くのアプリで使える検索の「Ctrl」+「F」(Find)はPDF閲覧でも有効。検索窓が開き、文書内をキーワード検索できる(図5)。一緒に「Ctrl」+「Shift」+「F」キーも覚えておこう。「高度な検索」画面が開き、指定したフォルダー内のPDFファイルを横断的に検索できる(図6)。

図5 Officeアプリやウェブブラウザーと同様に、Acrobat Reader DCも「Ctrl」+「F」キーで検索窓が開き、文書内をキーワード検索できる(1〜3)

図6 「Ctrl」+「Shift」+「F」キーを押すと、「高度な検索」の画面が開く(1)。この画面では対象フォルダーを設定して、複数のPDFファイルを横断的に検索することが可能だ(2〜5)

図7 図2、図4の操作をするには、事前に設定変更が必要だ。「編集」メニューの「環境設定」を選んで「環境設定」画面を開き、「一般」の設定で「単一のショートカットキーでツールを使用可能にする」をチェックして(1、2)、下の「OK」を押す
(ライター 岡野幸治)
[日経PC21 2022年6月号掲載記事を再構成]