年収500万円以上で高まる転職割合 日経リスキリング注目の日経電子版ニュース
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2023年度の経済財政白書は転職について所得が低い層に限らず、高所得層で増える傾向にあると指摘しました。17年度と22年度を比べると、年収が500万円以上の層で転職した比率が高まったそうです。中でも、自発的に転職した人のうち、リスキリングなどの自己啓発を実施した人に着目すると、年収の押し上げ効果は5.45ポイントとさらに高かったとしています。

厚生労働省は2024年度の雇用保険制度の改正に向けた議論を開始、労働者のリスキリングや子育て支援を中心に制度を充実させるとしています。リスキリングを巡って、資格学習の費用を助成する「教育訓練給付」の拡充を検討するそうで、今の助成率は看護師など専門資格向けの給付で最大70%(上限168万円)で、補助率の拡大が念頭にあるとしています。
手探りの人的資本開示 企業の取り組み・課題を聞く(9月5日)

上場企業は2023年3月期の有価証券報告書から「人的資本」に関する開示が義務付けられました。産学の「人的資本理論の実証化研究会」の調査で、経営目標と人材戦略の結びつきなどの点で高い評価を得たエーザイと双日の担当者、同研究会の共同座長を務める福原正大・一橋大大学院特任教授に人的資本開示への取り組みや課題を聞きました。