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仕事=社会課題の解決

仕事とは、自分のやりたいことをやるのではなく社会課題の解決なのだと、40歳にして働く意味を知ることになりました。仕事に対して「社会課題の解決」という意識があるかないかで、キャリアの組み立て方はかなり違ってくると思います。

社会課題解決のエリアでこそ創造的活動が可能に

社会課題解決のエリアでこそ創造的活動が可能に

有名な「マズローの欲求5段階説」には5段階の上にもう1つ重要なポイントがあると、最近言われるようになっています。「生理的欲求」から始まり「自己実現」がゴールのように見えますが、実はその先に「自己超越」があり、それは「社会課題の解決」で、人はそのとき初めて創造的な活動ができるというものです。

この「自己超越」が、個人の働くきっかけや成長になり、さらにそれが企業の成長につながって、社会を変えていく力になっていくのです。「社会課題の解決」が仕事をする上では非常に大切だとわかると思います。この意識をもつことで、キャリアはより作りやすくなっていきます。

本来私たちは、「好奇心」をもって生まれ、様々なことを学んでいく中で「価値観」が変わり、最終的には「社会課題の解決」に向かいます。年齢と共に「自己課題の解決」から「社会課題の解決」に移っていき、それによって「社会に参加しているんだ」という意識が生まれることで、エンゲージメントも自然に上がっていきます。

しかし、実際にはそうなっていかないことが比較的多いと思います。会社の中での昇進など、自己の達成意欲に寄ってしまい、なかなか関心が社会課題に向いていきません。ですから、自己超越していくための目標をもつことが非常に大事です。キャリアパスのゴールをそこに作る、個人はその意識をもつことが大切ですし、組織の人事に関わる人は社員に対してそのようなサポートを行うことが重要です。すぐに変えられること、変えられないこと、いろいろあると思いますが、「何のために働いているのか?」を自己超越に置くことが大切です。

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