変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

使い勝手に直結する給紙方式もチェックしておきたい。注目は前面カセットの有無。背面の給紙トレイは用紙が外に飛び出すので見た目が悪く、未使用時にそのままというわけにいかない。その意味で、EP-M553Tは少々難がある。一方、EP-884AWは前面カセットが2段になっており、A4とはがきなど2種類の用紙をセットしておけるので便利だ(図7)。

図7 給紙方式とセットできる用紙の枚数を比較した。使い勝手では、前面カセットが2段あり、A4とはがき、あるいはA4とL 判の用紙を両方セットしておけるEP-884AWが一枚上手。EW-M754TWとEP-714Aは前面が1段カセットだが、常にA4用紙をセットしておけるので不満はほぼない。困ったのは背面給紙のみのEP-M553T。セットした用紙が常に見えているので、スマートさに欠ける

図7 給紙方式とセットできる用紙の枚数を比較した。使い勝手では、前面カセットが2段あり、A4とはがき、あるいはA4とL 判の用紙を両方セットしておけるEP-884AWが一枚上手。EW-M754TWとEP-714Aは前面が1段カセットだが、常にA4用紙をセットしておけるので不満はほぼない。困ったのは背面給紙のみのEP-M553T。セットした用紙が常に見えているので、スマートさに欠ける

コピー機能の利用時など本体のみで操作するとき重宝するのがモニター。上位機は4・3型と大きくタッチ操作にも対応するが、下位機は1・44型となり操作はボタンで行う(図8)。

図8 本体のみで操作するときに重要なモニター。こちらは、上位機のEW-M754TWとEP-884AWが同じ4.3型と大きく、タッチ操作にも対応する。下位機のEP-M553TとEP-714Aは1.44型で操作にはモニター周りのボタンを使う

図8 本体のみで操作するときに重要なモニター。こちらは、上位機のEW-M754TWとEP-884AWが同じ4.3型と大きく、タッチ操作にも対応する。下位機のEP-M553TとEP-714Aは1.44型で操作にはモニター周りのボタンを使う

このほか自動両面印刷機能など、自分が必要とする機能を備えているかどうかも見極めて製品を選ぼう(図9)。A4文書を大量に安く印刷したいなら、「EW-M634T」などビジネス向けの大容量モデルもアリだ(図10)。

図9 印刷時の便利機能などを比較した。上位機のEW-M754TWとEP-884AWは、自動両面印刷にも対応する。また、最近のプリンターは印刷を実行すると自動で電源が入り、一定の時間がたつと自動でオフになるのだが、EP-714Aはオンが非対応だった。[注2]用紙のセット時にサイズや種類を手動で登録しておけば、それと異なる設定で印刷しようとしたときに通知することはできる

図9 印刷時の便利機能などを比較した。上位機のEW-M754TWとEP-884AWは、自動両面印刷にも対応する。また、最近のプリンターは印刷を実行すると自動で電源が入り、一定の時間がたつと自動でオフになるのだが、EP-714Aはオンが非対応だった。[注2]用紙のセット時にサイズや種類を手動で登録しておけば、それと異なる設定で印刷しようとしたときに通知することはできる

図10 印刷コストをさらに抑えたければエコタンク方式の「EW-M634T 」がお薦め。A4モノクロ文書なら1枚0.4円、カラー文書でも1 枚1円で印刷できる

図10 印刷コストをさらに抑えたければエコタンク方式の「EW-M634T 」がお薦め。A4モノクロ文書なら1枚0.4円、カラー文書でも1 枚1円で印刷できる

(ライター 原如宏)

[日経PC21 2022年6月号掲載記事を再構成]

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedoNIKKEI SEEKS日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック