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M・C・Wが3つそろったスキルがあれば、まさにそれです。集中的に取り組むことをお勧めします。

それが複数見つかった方は、悪い話ではありません。さまざまなスキルが関係し合いながら成長していくものだからです。ただし、優先順位をつけておきましょう。一時にあまり手を広げると、どれも中途半端になりますので。

M・C・Wの3つがそろったものがなければ、2つでもかまいません。ただし、必要性と親和性だけだと学ぶ意味を見失いがちになります。親和性と主体性だと遊びになりかねません。主体性と必要性だけだと苦行を強いられる恐れがあります。それを承知の上で取り組むようにしてください。

◆バックキャスティングで計画をつくる

目指す姿を明らかにする

自分がモノにしていきたいスキルが決まったなら、どんなレベルを目指すのか、目標を設定します。自分のレベルを把握した上で、なるべく具体的に設定して、目指す姿を明らかにしていきましょう。

たとえば、次のような目標設定です。期限を入れることを忘れないように。

・ビジネス英語:TOEIC で800 点を取る(1年後)
・コミュニケーション:電話応対技能検定1級を取得する(3年後)
・アイデア発想:ビジネスプランコンテストで優勝する(2年後)

このように、目標が定量化できればそれに越したことはありません。できなくても、目指す状態やレベルが具体的に表現できていれば十分です。

・クレーム対応:社内で「クレーム処理ならあの人」と言われる(2年後)
・ファシリテーション:どんな会議でも進行できるようになる (3年後)
・業務改善:社外の企業や団体に指導ができるようになる(5年後)

ポイントはスキルを発揮する環境(どこで使うのか?)と課題(何を達成したいか?)を特定しておくことです。「コミュニケーション」のようにスキルの範囲が広いときは、獲得したいサブスキルを絞り込んでおきましょう。

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