変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

しかも、「あなたのビジネス」で使う英語は、非常に限られるはずです。大事なのは「あなたのビジネス」なので、それに関係ないビジネスについては別に心配することはありません。

そういうわけで、ビジネスの英語、それも、まさにあなたのビジネスに関連する英語だけに集中するのが、「限られた時間」の中で仕事を効果的に進めるコツです。

「仕事の英語」の上乗せとしての「雑談の英語」

ここまで、外資系やグローバル企業で活躍するために大事なのは、第一に「その仕事の力」、第二に「その仕事で使うビジネス英語」であるとお伝えしてきました。これが、大原則になります。

そのうえで、もう少し欲張るなら、直接の業務を進めるための英語以外にも、いくらか、話すことができればいいことがあります。

「スキル・経験」と「英語力」の関係をプリンで例えると……

「スキル・経験」と「英語力」の関係をプリンで例えると……

例えば、自分を知ってもらうことによって、仕事を進めやすくなるということがあります。いわゆる自己開示ですね。どんな人かわかってもらったほうが、お互い仕事が進めやすいというものです。

オフィスですれ違った時、同じエレベーターに乗り合わせた時などに、挨拶するだけでなく、ちょっとした雑談ができると、一気に距離が縮まります。

しかし一方で、「日本人(特にいわゆる優秀な日本人ビジネスマン)は、雑談・スモールトークは苦手」というのが定説です。これをどうすればいいのか、それもなるべく楽に効果的に活用していくには、どうすれば良いのか、次回以降でそのコツをお話ししていきたいと思います。

黒沢敏浩 管理職・専門職・グローバル人材の転職に強い人材紹介会社のジェイエイシーリクルートメント(JAC)でマーケット研究などを担当し、ホワイトカラー転職市場や給与の分析などで約20年の経験を持つ。人材サービス産業協議会「外部労働市場における賃金相場情報提供に関する研究会」委員や日本人材マネジメント協会執行役員「人事(HRM)の投資対効果(ROI)」担当も務める。日本証券アナリスト協会認定アナリスト。国家資格キャリアコンサルタント。ISO30414リードコンサルタント。

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