変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

◆自分のキャリアは自分で決める

好きなことから手をつける

自分のやりたいことをやる。これに勝るモチベーションはありません。

スキルアップを、好きなことや興味・関心のあること、学んでみたいことや身につけたいことから考える。そうやって、自分の意思で主体性を持って取り組むのが3つ目のアプローチです。

もう一度、ビジネススキルの全体像を眺めてみてください。そのなかで、一番好きなことはどれでしょうか。興味を引かれるものはありませんか。

あるいは書店のビジネス書の棚に行ってみましょう。魅力的に感じるタイトルはどれでしょうか。

それが見つかったら、少し手をつけてみることをお勧めします。それで「面白い!」「もっとやってみたい」と感じたならしめたもの。さらなる学習と実践を続けていきましょう。

いずれ拍車がかかり、気がついたら熱心に取り組んでいる自分に気づくはずです。そうやって、いつの間にか好循環ができ上がれば熟達への道が拓けていきます。

スキルアップを人任せにしない

このやり方は上達が早いだけではなく、自己実現につながります。うまくすれば一生探究を続けるライフワークとなるスキルに出合えるかもしれません。

前に、「働くためにスキルアップする」のではなく、「スキルアップのために働く」という話をしました。

だとしたら、何をスキルアップするかは、何のために働くかを決めることに他なりません。それは人任せにできず、自分で決めるべきものです。会社や家族が決めるのではなく、自分で決めないといけません。

たとえば、「まだ世の中にない新しいことにチャレンジしたい」というのなら、イノベーションを生み出す創造思考のスキルや、人々を引っ張っていくリーダーシップのスキルを身につけるべきです。あるいは、「目立たないところからチームを支えていきたい」というのなら、フォロワーシップや業務改善のスキルが役に立ちます。

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