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やりたいことを名詞ではなく動詞で考える

こうやって、何がしたいかで取り組むスキルを決める。これこそが主体性です。そのときは自分のやりたいことを名詞ではなく動詞で考えてください。「イノベーター」や「裏方」というのは名詞です。これだけだと、何をやりたいのかがよく分からず、どんなスキルが要るか見えてきません。

それを「世の中にない新しいことにチャレンジしたい」「目立たないところからチームを支えていきたい」と動詞にすれば、何が必要かが明らかになってきます。

みなさんは、何のために今の仕事を選んだのでしょうか。何がしたくて熱心に仕事を続けているのでしょうか。仕事を通じて本当にやりたいことや達成したいことは何でしょうか。

こんな風に仕事の意味(Why)が分かれば、自ずと着目すべきスキルが見えてきます。興味や関心というのも、大本にWhy が隠れている場合が大半です。単に好き嫌いで選んでいるわけではないのです。

堀公俊
組織コンサルタント。日本ファシリテーション協会フェロー。大阪大学大学院工学研究科修了。大手精密機器メーカーで商品開発や経営企画に従事。1995年からファシリテーション活動を展開。2003年に日本ファシリテーション協会を設立、研究会や講演活動を通じて普及・啓発に努める。著書に「ビジネススキル図鑑」「ビジュアル ビジネス・フレームワーク[第2版]」など。

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著者 : 堀公俊
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