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仕事の内容が数値化しにくい場合は

―経験がない職務に応募することは可能ですか?

本杉氏 応募は可能です。自分で応募する場合は、求人票の応募要件や希望条件を見て、自分とどの程度合致しているかを確認してみてください。私たちのような人材紹介会社を使う場合は、自分の経験が生かせるかどうかを一緒に整理してもらって、その上で応募すべきかどうかの判断をしてもらうといいと思います。求人票には大まかな内容しか書いていない企業も多いので、条件を満たしていなくても通過する人はいます。人材紹介会社の担当者にどんな人が通過したのか、通過事例の実績や経緯を聞いてみるのもいいと思います。

中島秀雄氏(左)と本杉裕樹氏(右)

中島秀雄氏(左)と本杉裕樹氏(右)

―「転職回数が多く書類選考で落とされてしまう」という場合の対処法はありますか?

中島氏 転職回数を気にする傾向にある業界もありますので、その場合は検討している業界の幅を少し広げてみるのも手です。例えば、新興のスタートアップやIT関連の企業では、転職が当たり前になっているのでそこまで転職回数を気にしないと思います。また、気になるのでしたら、応募書類に転職理由を書いておくといいと思います。書く欄がない場合も、どこかに「このときの転職理由はこうでした」という一文を添えるだけで、「(回数が多くても)それならしょうがないな」と判断される場合もあります。

―仕事の内容を数値化しにくい場合、職務経歴書にはどのように書けばいいですか?

中島氏 どうしても数値化が難しいなら、業務の中で具体的にどんな改善を行ったかを書くだけでもいいと思います。職務経歴に、会社名と業務内容だけを書いている人も多いと思いますが、やはり何かしらのアピールが必要です。仕事の中で、具体的にどんな工夫をして、それは他の人とはどんなふうに違うやり方で、それによってどの部分がどんなふうに改善されたのか、文面からアピールしてください。

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