英語研修に失敗する企業の3つの特徴 研修担当者必見
トライオン代表 三木雄信
ビジネススキル
写真はイメージ(PIXTA)
英語コーチングスクールTORAIZ(トライズ)を運営しているトライオン代表の三木雄信と申します。これまで社員のリスキリングの一環として英語習得に力を入れる企業の担当者さんから、多くの悩み相談を受けて参りました。こうした経験を踏まえ、社員に効果的に英語を学んでもらう秘訣を、連載の中でお伝えしていきたいと思います。1回目は、英語研修に失敗する企業の特徴について解説していきます。
本題に入る前に、トライズの事業について簡単に説明させてください。当社の特徴は、個々の学習者のゴールに個別最適化したプログラムで英語でのコミュニケーション力を育成する点にあります。
2015年の事業開始以来、累計約8000人の方に受講していただき、日本を代表するグローバル企業でも法人研修を実施しています。ほかにも例えば日本サッカー協会(JFA)とのサポート契約の中で、職員、指導者、審判員にプログラムを提供するなど、あらゆる方々の英語学習を支援しております。
コロナ禍以降、個人も法人もより英語学習に対しての需要が高まってきていると私の立場から強く感じております。
オンライン会議が急激に普及し、海外と英語でやりとりするハードルが一気に下がりました。また、海外のソフトウェアの解説がテキストベースのマニュアルから動画に代わる事例も増えています。英語ができる社員がいることの事業上のメリットは大きいです。
さて、ここからが本題です。英語研修のやり方に悩んでいる企業の担当者さんは本当に多いのですが、実は悩みは各社ほぼ同じなのです。
例えば、「プログラムとして提供しているが最後まで修了する学習者が少ない」「TOEIC Listening&Readingを導入しているが本当に役立つ英語力がついているかわからない」といったものです。